食事管理なんておすすめしない ※人によります
#食事管理で気をつけていること ですって?
偶然みつけたこのハッシュタグ、20年以上前に体調を崩して以来の健康オタク、というか食事管理オタクだったわたしに記事を書けといっているようだ……
といっても、上記で過去形にしたように、今はむしろ食事管理脳から逃れたくて仕方ない。だってさ、ちゃんとやろうと思ったら、ファストフードもコンビニも(最近のコンビニめしは割とちゃんとしてそうだけど、まだ添加物とか入ってる?)、甘いものもカフェインも小麦粉もサラダ油も、ありとあらゆるものがNGになるじゃないか。他にも、参考にするメソッドによっては、動物性がダメだとか、加熱したものが一切合切ダメとか、低FODMAPがいいとか、ハチミツは加熱したらダメとか、わたしが勉強しただけでもこんなにあるんだよ? こういう知識がすらすら出てきてしまうくらい(自慢)。ひとつずつ解説はしないけど(してもいいけど興味があればググったらすぐ分かる)、ちなみに最後のハチミツはアーユルヴェーダね。
もう、ほとほとうんざりなんだ。毎日毎日、何を食べたら健康になれるのかって考えるのは。だけど、食事管理が完全に身についてしまっているので、どうしたっていちいち考えてしまう。今から食べるこの一口が、吉と出るか凶と出るか。バカバカしいが、本当にこういう感じ。それで体調が良くなったらいいよ。わたしに限っては、期待した効果はなかったと言わざるを得ない。一緒に勉強していた仲間たちは、体調が良くなってその知識をビジネスに活かしたり、そうじゃなければ別のステージで人生を楽しんでいて(そう見える)、わたしひとりがどんどんとり残されていった。食事管理を始めた頃の悩みを本質的には抱えたままで。
わたしみたいに、変に真面目で、勉強した知識にがんじがらめになるようなひとは、食事管理なんてやらないほうがいいと思う。病むから。健康な食事って、とりあえず一日一回はごはんと具だくさん味噌汁をとる、くらいで充分なんじゃないかな。人生の貴重な時間を、食事内容のことばかり考えて過ごすのは、それがよほど楽しいことでない限りお勧めしない。もっと趣味や、仕事や、大切なひととの時間に費やしてほしい。余計なお世話だけど、心からそう思う。
※疾患のある方はお医者さまの指示に従ってくださいね。わたしは結核で入院したときでさえ、お肉は食べたくないと主張して、代わりに大豆製品を出してもらって食べていました。毎日お豆腐か厚揚げかがんもどき。笑っちゃう。っていうか困った患者だね。謝りたい。