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霜降り明星せいやさんの人生を変えたコントを読んで
何気なくテレビを観ていた金曜日。某番組でお笑い芸人霜降り明星のせいやさんのドキュメンタリー?をしていた。
初めは何となく暇つぶしに見ていたが、内容がいじめからの復活だったことで心が動いた。
そして本があることを知り購入し読んでみた。
実際読んでみていじめる側にもすごく辛い体験があって、それを消化できずに人に当たってしまうことがあるんだと感じた。それとともに自己肯定感の低さからいじめの加害者にもなってしまうことがあるんだと感じた。
そこから立ち上がっていくせいやさんの心の強さも感じ、今の僕の統合失調症という状態からでもせいやさんのように立ち上がれるかもしれないと希望を持った。
自分の過去を振り返っても学生時代にいじめというものは存在した。
しかも当時の僕はどちらかというと加害者側にわってしまっていた時期もある。アイツを仲間外れにしよーぜという首謀者の一言が異常に怖く恐怖で従ってしまっていたからだ。結果親友がいじめられることになり、僕も恐怖から助けることが出来なかった。その親友は家で死を考えるぐらい追い込まれていたという。しかしながら当時の僕の家の状況も過酷で母親が統合失調症で極度の鬱状態や家で叫ぶなど、激昂などしていた。
そんな中で家族に相談も出来ず一人で抱え込んでいたその当時を今でも思いだす。
10年越しにその親友とあった時に心からその時の事を謝罪した。やっと心が軽くなった気がした。罪悪感がずっと残っていたのだ。
それから社会人になり孤独感や命にかかわるところまで追い詰められた経験を通じてやっとその時の親友の気持ちが分かった気がした瞬間があった。
そこの部分で共感できたし、今どん底でも一生懸命リハビリをしていれば、今振り返ると輝いていた青春時代のようなキラキラした気持ちに戻れる日が来るかもしれないと思った。
そして今苦しいからと言って自分を卑下して人間関係でいじめを起こしてしまうような人間にはなってはいけない。この経験があったからこそ気づくことがあったんだと前を向いて生きていきたいとこの本を読んで感じた。
そう生きていかねばいけないと思っている。
いつかまた健常者として働く未来が待っているように。
同僚とたわいのない会話で笑えるように。
家族が笑顔で暮らせるように。
今出来ることを積み重ねていきたい。
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