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なぜ有名私大に内部進学せずに、他大学受験をしたのか。
大学を卒業した今になって、高校時代の自分に言いたいことが、山ほどある。
そのひとつは、環境のせいにするな。成長できるかは自分次第。
高校が進学校でないことに常に不平不満を垂れ、自分の実力不足から目を背け続けた。結果的に大学受験も失敗したのだ。
環境のせいにしてなければ、、、
もっと高校の良いところにも目を向けていれば、、、
後悔は絶えない。
私は、私立大学の付属高校に通っていた。
某名門私立大学に内部進学できる付属高校に通いながら、
内部進学を選択せず、国公立大を一般受験し、落ちてしまった。
当時の自分は、学校の全てを否定していた。
内部進学を選択して、気の抜けた同級生を心のどこかで馬鹿にしていた。
受験に配慮せずに、授業をのんびり進める教師に苛立った。
学校行事も、部活動もすべてムダだと思いやめた。
お小遣いは全て受験にかかるお金に費やした。
当然、友達も出来なかった。
高校三年間、すべての青春を捨て勉強したのである。
にもかかわらず、不合格になってしまった。
・付属高校がいかに特殊な場所か
・環境を否定し続けるとどんな不利益があるのか
振り返りたい。
・周囲に反対されながら何かに挑戦している人
・非進学校から大学受験を志す人
・大学付属高校に興味がある人
そんな人の参考になれば嬉しい。
付属高校は異様な場所だ
付属高校はかなり特殊な場所だ。
一つは、とにかくお金持ちが多い。
付属高校は、学費が高いので基本的に金持ちしか通えない。特に、小学校や中学校からの内部生は裕福な人ばかりだった。
サラリーマン家庭は少ない。
遊びに出かけるにしても、お金の使い方が庶民とは異なるので、苦労する。
マクドナルドに行くなら、モスバーガーだし。
ペットボトルの飲みものは飲み干さずに捨てるし。
、、、、
また、受験をしなくてよいので、趣味や課外活動に全力の人が多い。
高価なロードバイクを乗り回す人や、高校生にして筋トレに全力でムキムキの人がいたり。
、、、、
「なんだ、そんなことか。それなら公立高校にもいるぞ」
と思われたかもしれない。
そう、そんな些細なことしか記憶にないほど、私の高校時代に友達の影がないのだ。
私にとって、鮮明な記憶として残っているのは、在学生の学力が異様に低いということだ。はっきり言おう。学力はかぎりなくゼロだ。
高校一年生の時には、フランスとカナダの場所を混同している人がいた。
また、be動詞を知らない人が相当数いた。
高校三年生時に使っていた教科書は、二歳下の妹が公立高校で使っている教科書と同じだった。(三年間かけて高一の内容をしていた、、、)
私には、こういう環境で、こういう人たちと同じ勉強をすることが不満だった。
「もっと高いレベルで勉強したい」
「旧帝大を目指して頑張りたい」
そういう思いが強かった。
学校の全てを否定する
こうして、私は付属高校からの脱出を決意した。
そして、こういう環境に甘んじている人間(教員も含めて)と決別することにした。
・学校の授業はあてにしない。
・同級生との馴れ合いもしない。
・行事や部活動も時間の無駄。
孤独に戦い続けた。受験の情報収集も、勉強も自分なりのやり方で進めた。
予備校の先生やチューターの言うことには、ある程度信頼を置きつつも、
「この先生(チューター)でさえも自分がどんなに”狂った”高校に通っているかは理解していない。結局、頼れるのは自分だけだ」
そう思っていた。
そういう傲慢な考え方が、大学受験不合格につながったと思う。
あの時の態度を改めていたら、違う経験ができたかもしれない。
・受験に関係のない授業もよく聞いていたら、興味のある雑談もあったかもしれない。
・お金持ちの同級生に、今までに体験したことのないことを教えてもらえたかもしれない。
・行事や部活動に参加していれば、思い出もできただろう。
自分が傲慢だったために、本来できたはずの体験をみすみす逃してしまった。もっと成長できるチャンスがあった。
この経験から学んだこと
「環境のせいにしないこと。成長できるかは自分次第。」
これが教訓となり、大学入学以降は環境のせいにせずに努力できるようになった。
大学受験は失敗して、不本意な進学先になったが、自分の成長のために行動してきた。英語学習、資格、読書などなど。
周囲に反対されながら挑戦した大学受験だったが、長い人生の中では、価値ある経験になったと思っている。
これからも直感にしたがって、色々なことに挑戦して成長していきたい。
では。