暇つぶしと趣味の境界
皆さん休日は何をして過ごしていますか?
僕はスーパーインドアなので、家でゲームをしたり本を読んだり、映画を見たりしていました。
最近は、こどもと公園にいくという素晴らしく健全なイベントが発生するので、その限りではありませんが。
僕の休日の過ごし方は上記の通りなのですが、趣味は何ですか?と聞かれると答えに困っていまいた。
休日の空き時間には大体ゲーム、本、映画で完結しているのに。
控え目に「読書とかですかね」と言っていました。
これは僕の昔からのスタンスが影響していると思われます。
それは「暇つぶし」です。
暇だからゲームをしたり、本を読んだり、映画を見たりしている。
だから趣味ではない。
暇な時間を埋めているのだ。
では趣味はなにか。
何もない。
そもそも趣味とはいったい何なのか。
暇つぶしと同義ではないのか。
同義なら僕のゲームなども趣味ということになります。
でもしっくりこない。
趣味と認めたくない?
僕の思い描く趣味とは、ソロキャンプやサイクリングなどアクティブなものが多いです。
僕の中ではその行為をしたくてたまらない、それをするときが待ち遠しい、わくわくするなどの感情が沸き起こるものが、胸を張って趣味だと言えるのではないでしょうか。
ゲームは昔からやっているシリーズばかりだし、ジャンルも偏っている。
本もKindle Unlimitedで読み放題の本ばかり読んでいるし、映画もサブスクの見放題のものばかり見ている。
いわゆるコンテンツの消費ですね。
あぁ早くゲームがしたいなぁとはあまり思いません。
ゲームを始めると早く進めたい気持ちから、つい効率を求めてしまい、本来の楽しみかたではなくなっていることもあります。
あまりわくわくしません。
しかし、年齢を重ねるごとに、その価値観に変化が起こってきました。
今までは、ただ暇つぶしにゲームをしたり、本を読んだりと、その行為自体が目的ではなく「時間を潰す」ということへのツールでしかありませんでした。
でも最近は、自分でもクリエイティブな活動をしたいという欲求が強くなり、今までの作品なども作者目線で見るようになったりと、じっくりとその作品を見るようになってきました。
このnoteを始めたこともその一環で、だれかに伝えたい、文章を書きたいという欲求が強くなり、noteというツールに出会いやってみることにしました。
楽しいですねnoteを書くのは。
今の僕は、本を読むにも映画を見るにも、選ぶ作業から真剣です。
読むときも、この本や映画から得られるものはなにか、それが自分のクリエイティブな部分へ良い刺激となるか、などを基準に選ぶようにしています。
なので、より一層ジャンルが偏っていますが…。
価値観が変わったことの一番の要因は、結婚して2児の父になったことで、自分の時間がほぼない、ということです。
独身の時は時間が無限になるのではないかと思うほど、暇でコンテンツ消費が捗っていました。
今は自分時間がなくなって、たまにある自分時間に何をしようかと迷うようになりました。
たまにある自分時間は、暇な時間ではなく、貴重で有意義に過ごさないともったいない時間でした。
どういう神経回路が繋がったのか、たどり着いたのが「本を書きたい」でした。忙しいのにまた、時間のかかることを選んだなぁと自分でも不思議です。
その貴重な時間を濃い時間にしたい、そんな考えがあったのでしょう。
しかもそれはきっと将来の自分の為になると信じて。
今、趣味はなんですかと聞かれると
胸を張って「見識を広げることです」と言えるでしょう。
見識を広げる為に、本を読む、映画を見る、ゲームをする。
そしてそれを執筆に反映する。
やっていることは一緒ですが、当人の気持ちひとつで、なんだかかっこよくなりますね。
最近読んだ本で「脳は死ぬまで完成しない」というフレーズがあり、とても気に入りました。
何歳になっても脳は成長、成熟する。
素晴らしいことです。
昔は、脳細胞はいちど死ぬと二度と再生しないなどと言われていましたが、あれは嘘だったと判明しているそうです。
よかったです。
僕の脳細胞よ、活発に生まれ続けよ。
ではまた。