【医師エッセイ】6500億円市場の特定保健用食品 トクホは大丈夫なのか
ちまたに数多く健康食品として売られている特定保健用食品(トクホ)製品。誰しも一度は「トクホマーク」を見たことがあるでしょう。
特定保健用食品(トクホ)は、1991年に日本で制度がスタートし、以来国際的にも注目されている健康食品ブランドの1つです。
特定保健用食品(トクホ)は有効性や安全性について国が審議を行い、消費者庁長官が許可を与えた食品です。消費者庁へ届出ることで、事業者の責任で機能性の表示をする食品である機能性表示食品と違って、多くの方にとって「トクホだから健康にいいだろう」と強い信頼性がありますね。
こうした高い信頼性から、なんとトクホ製品の市場は6500億円規模にものぼります。しかし、本当にトクホ製品が約束する「健康効果」はあるのでしょうか?
この記事では、トクホの市場規模とその信頼性について深掘りしていきます。
■特定保健用食品(トクホ)とは?
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