【医師エッセイ】今年の夏も暑い

蒸し暑い毎日。涼しさを求めて、横浜市緑区のこどもの国に行きました。プールで散々遊んだ後も、滝のような汗を流しながらでも走り回る我が子を見ると、来てよかったと思いました。木陰や緑に囲まれた場所も暑いのは確かですが、アスファルトで舗装された場所はまた別格の暑さ。人工的に作られた場所の熱の吸収力は、侮れません。アスファルトの上に生の魚を置けば、焼き魚になってしまうのではないかと思うほどの暑さです。ふと見てみると、手で押していたベビーカーの中は蒸し風呂状態です。私は慌てて日陰に移動して、子どもをベビーカーから出しました。大人の私が暑いと思っている暑さよりも、地面に近いところにいる子どもの方が暑さを感じてしまうものです。抱っこをするのも暑いのですが、腕の中の子どもはベビーカーにいる時よりも上機嫌。そんな顔をされてしまったら、私も抱っこをするのをやめられません。
「おとうさーん！」
外を元気に走っている我が子が手を振っています。その後ろにいる牧場のうさぎ、牛や豚さんたちも暑そうでした。お体ご自愛ください。今年も暑い。