19歳の文学
20歳。もう少しで20歳になってしまう。
時を過ごせば当たり前に来るものだと思う。
病気や事故で死んでしまったりしなければ。
私を取り巻く世界はいつも目まぐるしく変化していく。
日が昇り、落ちることまでもが私にとっては刺激的な変化だ。
19歳の私は今ここにいる。
じゃあ誕生の日付をポンと飛び越えたところで何も変わらないのではないか?
そうだ。きっと何も変わらないのだろう。
けれど18歳の私と19歳の私は確かに違っていて、根本は同じなのである。
私を私たらしめるもの、即ちアイデンティティというものが徐々に確立されていく時期だというのもある。
0歳児の1年と18歳の1年では伸び代が違うのだから。これは極端な例だが19歳の1年間は18歳よりも落ち着いていたように感じる。
家族との決別、祖父の死、友人との出会いと別れ。
様々なことがあった。
辛いことも楽しいことも重ねる度、年々傷つかなくなっていく。
諦めがつくのだ。
感情の振れ幅がある程度狭まっていくのだと思う。
激情的だった青春時代からしてみると成長なのかもしれない。どこか寂しくもあり、そういうものだと受け入れていく自分もいる。
成長を感じる反面、誰かに愛されたいとのたまう幼いままの自分が時折顔を出す。
久方ぶりに会った恩師にもどこか幼くなったと言われた。
自分を取り巻く環境が特殊なせいか自我が幼いとよく感じる。
私の自我は、周りから解放されてようやく生まれたようなものだ。
私としての成長がやっと始まって、ようやく歩き出したのだ。
好きな物も嫌いなものもきっとこれから沢山増えていくのだと思う。
今はまだ少ない好きなものを大切に抱えて歩いて行けたらいいと思う。
文学(ぶんがく、英語: literature)は、言語によって表現された芸術のこと。詩、小説、戯曲、脚本、随筆、評論などの総称である。また、それらを研究する学問(文芸学を参照)。/Wikipediaより
2024.8.29
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