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やめることを始めてみた

新年が始まったり、新学期が始まったりと新鮮な気持ちが舞い込む季節。
そういう時期に私はよく「やりたいことリスト」を作成していた。もちろん、今年も作成している(100個までは到達できなかった)。

やりたいことをリストアップすることで意識化しやすく、モチベーションにつながりやすい。
一つひとつ書き上げることで「希望に満ちているな」と今後の展望をしっかりと感じることができて、どこか嬉しくなる気持ちもある。リストアップは大好きな行為で、私は小さい時からやたらとリストアップしていた。
やりたいことを一つ一つ達成できていくことはとても素晴らしいこと。
普段は腰が重いことや、勇気が出ないことでも不思議と第一歩が踏み込みやすくなる。

ここ最近、仕事がしんどくなってしまって何かも嫌になってしまった時がある。
その時に、やりたいことリストを眺めていて、ふと思った。

「やめたいこともリストアップしてみよう」

早速、自分に正直になって書き上げてみた。
なんでもいい。些細なことでもいいというルールで書き上げてみた。

まず一つ目は、コンタクトレンズ。
休職期間に思った以上に快適だと感じたのは、裸眼で過ごすことだった。
コンタクトレンズをしてから、明らかに視力が低下した。目に不健康であることを承知しながら便利さでつけていたが、裸眼で過ごすことが思いの他楽だった。
目がしっかりと呼吸している感じがする。
しかも、周りからの視線に過剰に反応しなくてもよく、ボヤけて見えているくらいがちょうどいい。
自分の体の声を正直に受け止めて実践していくことは、結構大切なことであると思っている。

もう一つは、SNS。
特に私はインスタグラムが苦手なため、アイコンを消してみた(まだアカウントを消す勇気がないのが自分の弱さである)。
LINEも苦手であるため、極力用事以外のLINEはやらないと考えて、少しずつ実践している。
文章を書くことは好きだが、LINEのやり取りはどうもお互いの意図が伝え合えなかったり、勘違いしてしまうことがあるため、極力会話でやり取りしたいと思っている。
脳みそがアナログを求めている。

そうやってやりたくないこと、やめたいことリストを少しずつあげていくと
いかに自分の心に足かせがいくつも付いていた、ということがわかる。
やりたくないのにやっている、「やめておいた方がいい」と心が言っていてもスルーしてしまっている。そこから少しずつ心が蝕まれていく。そんな感覚がある。

やりたくないことって、実際に本当にやらなくていいっていうことが多い。
別のやり方があったり、実は自分が執着していただけだったということや、手放せない何かを抱えていることが多かったりする。そこを少しずつ紐解くことで、体がどんどん軽くなっていく。

未来の健やかな自分を目指すためにも、これからも「やりたくないリスト」をつらつらと更新し続けていこうと思う。

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