社交不安障害(SAD) あがり症 寛解記録
初めに
こんにちは。
社交不安障害と診断されて、長年闘病してきたユウと申します。
この病気になってからずっと地獄を味わってきました。
やっと寛解したので、その記録を書いていこうと思います。
社交不安障害とは
社交不安障害とは、人と関わる場面で激しい緊張・恐怖が起こり、日常生活に大きな支障が出ます。
症状があまりに酷いと学校や仕事にも行けなくなり、鬱も併発しやすく、自殺も考えてしまう程の恐ろしい病気です。
私の症状について
社交不安の症状は人によって様々です。
人前に立つと症状が出る限局型の方もいれば、対人場面全てに症状が出てしまう全般型の方もいます。
私の症状は大変重く、人と関わる全ての場面で激しい緊張と恐怖に襲われ、
日常生活・仕事・プライベート全てに影響が出ました。
また、この病気の性質上理解が全く得られません。見た目は普通の人間に見える為に「誰だって緊張する」「自意識過剰なんじゃない?」と言われてしまい、自分ひとりで抱え込むしかありませんでした。
特に辛かったのは、人と話すことが出来なくなったことでした。会話しようと思っても喉が締め付けられ声が出ず、職場で挨拶することも困難でした。頭で思っている内容の1割も話せず、症状の辛さと激しい劣等感に襲われ、心身共にズタボロになっていきました。
現在の状況
私の現在の症状はかなり良くなっており、人と会話も楽しめるようになりました。コンビニのレジですら大変苦痛でしたが、現在は緊張を感じることはあっても買い物もでき、新しく友達を作ることも出来ました。
発作のような激しい症状を感じる機会も段々減ってきており、更に良くなっていくのではないかと回復を楽しみにしています。
治療方法について
社交不安障害の治療方法は一般的には投薬治療がメインとなっています。
しかし、投薬を受けた方は分かると思いますが、対処療法の側面が大きいです。薬で症状を緩和させながら、人生を凌いでいくといった感じです。
基本的に薬はやめてしまうと症状が戻ってしまう為、飲み続けないといけません。
薬を飲みながら頑張り自信をつけ、その後に薬をやめることで治るんじゃないかと思った時期もありましたが、私はうまくいきませんでした。
ただ、薬の力を借りて出来ることを増やし、生きやすくするのは悪くない選択肢であると個人的には思います。
薬には副作用等もあるので自分でしっかりとリスクを調べた上で、通院することをお勧めします。
社交不安障害は様々な要因が複雑に絡み合っており、これをやれば一発で治る!これを数回やれば治る!というものではないと思っております。
社交不安障害に至っている要因を明確にしていき、少しづづアプローチをしていくことが重要です。私が寛解に至った経緯については徐々に書いていこうと思います。