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エジプトのお菓子、Konafaを食べる

7月に書いて保存しておいた記事です。
現在は腹痛の検査マラソン中のため、日々ほぼ和食で、ヨーグルト以外の乳製品は摂らない生活です。いつかまたこんなにこってりしたものが食べられる日が来れば良いですが。。。

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先日、エジプトのお菓子、Konafaを食べた。
ネットで検索すると、KunafaもしくはKnafehとも出てくるので、恐らくは国や地域によって呼び名が違うものと思うが、会社にくる掃除夫のエジプト人曰く、彼が住む地域ではアルファベット記載をすると「Konafa」だそうだ。

中東の菓子、またはその材料となる小麦粉でできた細麺状の生地。生地は水と小麦粉から作られ、これを網の目を通して熱したローラー(回転する円形の鉄板)に押し出すことによって成形する。
菓子は地域によって異なるが、概ね、生地でフレッシュチーズやナッツ、濃厚なクリームを挟むか包んで焼き上げシロップをかけたもの。形状には2層の生地の間にフィリングを挟んだものと、生地でフィリングを巻いたものの2種類ある。

Wikipedia より抜粋

元はといえば、この掃除夫の彼が、10年越しの恋愛から遂に婚約まで辿り着けた際のお祝い風景のビデオを見せてくれ、彼らが食べていたお菓子が気になり、「これ、なんていうの?」と聞いたところから始まったのだが、ミラノにも数件、エジプト人が経営している美味しいお菓子屋さんがあるので、そのうちの1軒を教えてもらい、とある会社帰りに立ち寄ったのだった。

まずはその写真をどうぞ。

Konafa①
Konafa②
ピスタチオ入り
ビーツでパイ生地に色を付けたお菓子①
ビーツでパイ生地に色を付けたお菓子②
私が食べたお菓子。
左は、ピスタチオ味の生地に甘い詰め物がされた焼き菓子。
右が、一番最初の写真のKonafa。こちらは揚げ焼きなので、左よりもずっしりしっかりした重みと甘さ。
近景
上に振りかけてあるのはピスタチオ

全体的に、ピスタチオ、アーモンド、カシューナッツを使ったお菓子が多く、カロリーは知りたくはないが、まぁ、結構するんじゃないかな、と思う。

1つ、私が食べたKonafaに似たもののレシピを見つけたので、下に訳を付けておこうと思う(ただし、形が違うので、食感は違うかもしれない)。
日本にもきっと、アラブのお菓子屋さんはあるとは思うが、こちらよりもアラブ人の人口が少ないと思うので、興味のある方は手作りされる方が早いかな、と。

【Konafa】
準備時間:15分 調理時間:50分 合計時間:1時間5分
分量: 直径20cmの丸型用

※材料
・ローズウォーター 約500ml
・シロップ用
 水 150g  / 砂糖 300 g / レモン果汁¼個分 / ローズウォーター 大2
・ケーキ用
 バター 100 g + 型用バター
 Konafe/Kataifi生地 250 g
 牛乳 300 ml / コーンフラワー 40g / 砂糖 30 g / 生クリーム 50 ml
・飾り用
 刻んだピスタチオ 60g

【作り方】
1.シロップ
水、砂糖、レモン汁を小鍋に入れ、沸騰したらとろみがつくまで5分ほど煮る。 火を止め、ローズウォーターを加えてよく混ぜ、完全に冷ます。
2.
バターを小鍋で溶かしておく。kataifiの生地を包丁で粗く刻み、ボウルに入れ、溶かしバターを注いでよく混ぜる。
3.
鍋に牛乳を入れ、コーンフラワーを溶かし、砂糖を加える。火をつけ、泡立て器で混ぜながら、とろみのあるクリーム状になるまで軽く煮る。 火を止めて冷まし、生クリームを加える。
4.
オーブンを190度に予熱する。型に油を塗り、kataifi生地の半分を入れ、指で押してしっかりとした層を作る。その上にクリームを流し込み、よく平らにならし、残りのカタフィを押さえないようにかぶせ、クリームが完全に隠れるようにし、35分焼く。
5.
ケーキが焼きあがったらすぐにオーブンから取り出し、用意したシロップをかける。刻んだピスタチオを飾り、室温で完全に冷ましてから型を抜き、スライスして盛り付ける。冷蔵庫で保存する。

本当はローズウォーターの作り方も載っていたが、結構難易度が高そう(時間と手間がかかる、という意味で)なので、これはデパートや輸入食材のスーパーで買われた方が早いかと思い割愛した。

夏休み等で時間がある際に変わったものを試してみたいという方、試した後には感想もお聞かせください。

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