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The Groundという名の凧の展示を見る

先日、久しぶりに平日に梯子ギャラリーをした。
かなり鬱憤が溜まっていて、空を見上げるしかないようなやるせない気分で(これは女性にしかわからないことだが、月の満潮が近づくとよりイライラする、その時期だった)、友達に会う前に小さい展示を2つ、ささっと見て回った。
本当にこじんまりとした展示だったので、Noteに投稿するかしまいか悩んだのだけれど、私のように、空を見上げて、「あぁ、今日も国際線が飛んでいるなぁ、どこ行きかなぁ」とか、「今日の雲の色が、まるで作り立てのソフトクリームのようで思わず食べたくなるなぁ」的なことを思って自分をごまかしている方の、その空に、そっと捧げよう、と思い、空に浮かぶものの一つ、「凧」の展示の方だけ、紹介をしたいと思う。

まずは展示の趣旨を簡単に載せよう。

主な目的を「交換」とした展示。
アメリカ人アーティストConny Purtill(※)が、ある特定の人(アーティスト)を想い、「絵画やデッサンを描くための支持体(The Ground)」として「緑茶で汚れた古い本から取った紙」を渡し、渡された側がその上にデザインをする。それを、竹で作った手作りの構造にぶら下げた展示。

※Conny Purtill(1969年アリゾナ州フェニックス生まれ)は、カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト、ブックデザイナー。

展示会案内より抜粋

早速作品へ移ろう。
全てで15点しかなく、その中でもいい方だな、つまり「交換」としての想いが鑑賞者に伝わる作品だな、と思うものしか写真を撮らず、紹介できるものが非常に少ないのでご了承いただきたい。

Taylor David and Conny Purtill
良く見えないかもしれませんが、インコがいて可愛いのですよ。
Josiah McElheny and Conny Purtill
Mother Sky(Jay Jeikes 2019年)
これだけ凧ではなく、脚がついていて、可愛くてクスッとなりました。
誰の作品か忘れてしまいましたが、青々とした初夏の山にも見えるし、田んぼとあぜ道にも見えるし、抹茶とお饅頭にも見えるし、まぁ、見え方は人それぞれ🤭ちなみにアーティストの名の中にアジア人はいないので、抹茶は確実にないですね😂
Conny Purtill
これも誰の作品か忘れましたが、一番「凧」という印象。

そろそろ暑くなって外にもいられなくなってきたので、近い週末、古本市でイラストの多い本でも買って、工作しようかなぁ、という創作意欲だけ、この展示を見た後に生まれた気がした。

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シマ子
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