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Liechtensteinの重くて甘い銘菓

12月に連休を利用して、少々遠出してきた。
一昨年までは、この連休と年末と2回、12月にきっちりとした、つまり自分で各種言語で情報を集めて計画を立て、一人で気ままに旅をする放浪旅行をしていた。しかしコロナを挟み、物価の高騰と怠け癖が相まり、一昨年は旅程を立てるだけでストレスがたまったので、今回は年末の一発勝負にし、連休には割と近場の外国、Liechitensteinへ行った。

さて、今回はこの国の銘菓、Birnbrotについて書こうと思う。

購入したBirnbrot 


※Birnbrotについて

洋梨パン(Birnbrot)または洋梨饅頭(Birnweggen)は、スイス発祥の伝統菓子である。スイス全土に存在し、州によりバリエーションがある。
フィリングには干し梨の他に、レーズン、クルミ、リンゴやイチジクなどのドライフルーツも入っている。フィリングはさらに、砂糖漬けのフルーツ、コリアンダー、シナモン、スターアニス、アニス、クローブ、そしてある種のアルコールで味付けされる。

【歴史】
もともとは、高価な小麦にドライフルーツを加えて長くした、農民のためのパンのバリエーションだった。
現在ではクリスマスや大晦日のお菓子として人気があり、いくつかの習慣がある。例えば、エンガディンでは、12月26日に女子が好きなクラスメートにビルンブロートを贈ると、お返しにそりに招待される。しかし、ドイツ語圏のスイスでは、一年中食べることができ、バターや風味豊かなチーズと一緒にお茶請けにしたり、ハイキングやスキーのピクニックに使われたりする。

Wikipediaより抜粋

買う際に、「これはLiechitensteinの特産ですか?」とお姉さんに尋ねたら、「そうですよ、こちらはLiechitensteinの特産で、WangerというLiechitensteinのパティスリーで作られたものです。中にナッツやドライフルーツのペーストが入っていて、とても重いお菓子なんです」というので、「えっ、太るんですか?」と聞いたところ、笑われてしまった。

しかし、Wikipediaの説明を読む限り、スイスの特産であってLiechitensteinのそれではない・・・勿論隣接しているので、Liechtensteinの特産と言っても間違いではないのだろうが、こちらとしては一生に一度くらいしか行かない場所で、真の特産を知りたかったから、笑い泣きしたい気分である。

さて、気を取り直していこう。
お姉さんが言っていたWangerというパティスリーのサイトをご覧いただきたい。

HPの歴史を抜粋すると、Reinold Wanger氏が1950年にベーカリーをはじめ、2代目がパティスリーの修行をしてカフェ、パティスリー、製菓部門の3つに広げ、現在は3代目のRichard Wanger氏が2代目の意向を守って経営している。つまりは割と歴史あるベーカリー兼パティスリーのようだ。そして2018年には何か賞を取られているようでもある。

では、実食へ。

切る前はドイツのクリスマス菓子のシュトーレンぽいのかな、とも思ったが、実際に切ってみると、皮の部分は月餅と薄皮饅頭を足して2で割ったような要素があり、凄く甘いとか、バターたっぷり、というわけではない。

天気の悪い日に実食したので、電気をつけても写真が暗い。
「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない(Qu'ils mangent de la brioche)の名言でも有名なマリー・アントワネット付きのお皿で「お菓子」を食べる私。
えぇえぇ、そうですとも、パンはないのでお菓子を食べますとも🤣
端っこは皮が多いので、まずは内側を実食。
マリー・アントワネットを隠してみた。
このお皿のメーカーも非常にお気に入りなので、いつか紹介したいと思う。

中身の餡については、見た目はワインを濃く煮詰めた色、和色で言うなら古代紫とか紫紺が近く、見た感じはヘビーだが、味は、干しブドウベースの材料をシナモンやクローブが入ったヨーロッパのホットワインで煮詰めてペーストにした感じで、重いといえば重いが、月餅のように「ウッ」と後まで響くタイプの重さではなかった。
ただ、増量が心配なので、昼ご飯は抜いてこれだけにした😂

もし太ってしまったら、、、あと2日でダンスが再開するから、そこで調整しよう、と思っている。

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シマ子
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