Liechtensteinの重くて甘い銘菓
12月に連休を利用して、少々遠出してきた。
一昨年までは、この連休と年末と2回、12月にきっちりとした、つまり自分で各種言語で情報を集めて計画を立て、一人で気ままに旅をする放浪旅行をしていた。しかしコロナを挟み、物価の高騰と怠け癖が相まり、一昨年は旅程を立てるだけでストレスがたまったので、今回は年末の一発勝負にし、連休には割と近場の外国、Liechitensteinへ行った。
さて、今回はこの国の銘菓、Birnbrotについて書こうと思う。
※Birnbrotについて
買う際に、「これはLiechitensteinの特産ですか?」とお姉さんに尋ねたら、「そうですよ、こちらはLiechitensteinの特産で、WangerというLiechitensteinのパティスリーで作られたものです。中にナッツやドライフルーツのペーストが入っていて、とても重いお菓子なんです」というので、「えっ、太るんですか?」と聞いたところ、笑われてしまった。
しかし、Wikipediaの説明を読む限り、スイスの特産であってLiechitensteinのそれではない・・・勿論隣接しているので、Liechtensteinの特産と言っても間違いではないのだろうが、こちらとしては一生に一度くらいしか行かない場所で、真の特産を知りたかったから、笑い泣きしたい気分である。
さて、気を取り直していこう。
お姉さんが言っていたWangerというパティスリーのサイトをご覧いただきたい。
HPの歴史を抜粋すると、Reinold Wanger氏が1950年にベーカリーをはじめ、2代目がパティスリーの修行をしてカフェ、パティスリー、製菓部門の3つに広げ、現在は3代目のRichard Wanger氏が2代目の意向を守って経営している。つまりは割と歴史あるベーカリー兼パティスリーのようだ。そして2018年には何か賞を取られているようでもある。
では、実食へ。
切る前はドイツのクリスマス菓子のシュトーレンぽいのかな、とも思ったが、実際に切ってみると、皮の部分は月餅と薄皮饅頭を足して2で割ったような要素があり、凄く甘いとか、バターたっぷり、というわけではない。
中身の餡については、見た目はワインを濃く煮詰めた色、和色で言うなら古代紫とか紫紺が近く、見た感じはヘビーだが、味は、干しブドウベースの材料をシナモンやクローブが入ったヨーロッパのホットワインで煮詰めてペーストにした感じで、重いといえば重いが、月餅のように「ウッ」と後まで響くタイプの重さではなかった。
ただ、増量が心配なので、昼ご飯は抜いてこれだけにした😂
もし太ってしまったら、、、あと2日でダンスが再開するから、そこで調整しよう、と思っている。