記憶の中のチョコレートケーキ
noteの自己紹介文でスイーツ好きと書いておきながら、スイーツの記事は一切ナシ。先日その事に気付いたので、バレンタイン・デー直前を機会に書いてみます。
バレンタイン・デーのプレゼントと言えば数ある中でもチョコレートがその代表でしょうか。特に自分用にと買われる方も多いようで、その売り場(ショーケース)はとても華やかですね。
私もチョコレートは好きですが、正直言えばチョコレートケーキはもっと好きです。何もオペラやザッハトルテの様な高級感溢れるケーキを指している訳では無く、リーズナブルなタイプで十分楽しめるのです(もちろん機会があれば高級タイプも美味しく頂きますが)。
例えば子供時代を振り返って、強く記憶に残っているチョコレートケーキと言えば、シャトレーゼの「スターダスト」です。
チョコレートケーキとはこんなにも美味しい物なのかと、衝撃を受けました。もちろん他の生クリームケーキやバタークリームケーキ、シュークリームなど美味しいと思う洋生菓子は沢山ありました。
ですが当時の私には、クリームの食感とカカオの香りのハーモニーが絶妙で、他のスイーツには無い魅力を感じていました。大好きでした。
大人になって以降、「スターダスト」を食べる機会はめっきり減り、最後に食べたのがいつだったかも思い出せません。
最近ではシャトレーゼを利用する際、ケーキのショーケースの中に、他のチョコレートケーキは見かけても、「スターダスト」は見かけません。廃番商品になったのかと思い、今回調べてみたら、現在は予約注文限定品になっていました。
一瞬、予約してみようかなと思いましたがやめました。理由は2つ。1つ目の理由は、当時と今の材料の調達先や製造過程の違いなどから、ケーキの味自体が多少変化しているかも知れない事。もう1つの理由(こちらの方が大きい)は環境の違いです。
当時の私達家族は狭い借家に住んでいました。ダイニングとリビングの区別が無い「居間」が食事をする部屋でした。その「居間」に置かれたこたつ台で、一家団欒でケーキを食べた記憶。うん、きっとあの時の味には及ばない。そう思ってやめました。
記憶は美化されるのが常なので、そもそも当時と今を比較すべきでは無い。頭ではそう理解していても、心はどうも違うようです。
自分自身ではもっとドライな判断が出来る人間だと思っていましたが、最近少し変化してきました。歳を重ねた結果でしょうか。
そろそろ終わります。拙い文章ですが最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
ハッピー・バレンタイン💞