新年あけたので、個人的ベストアニメ2023を紹介
あけましておめでとうございます。
2024年も明けたばかり。
東京では冬がすっかり将軍気分ですよ。
ところで、1月になると、アニメは新シーズンの放送が始まります。
そんな突然アニメの話題ですか? と感じる読者の皆様。安心してください。
恋は突然に訪れるんです。
さて(鼻息)、個人的に2023年は、かなりアニメに熱中する機会があったように感じています。記憶力の問題なのか、2022年に何のアニメがあったかを聞かれたらぱっと出てこないのですが、2023年においては結構出てきます。
早速、個人的ベストアニメ2023にノミネートされた作品を発表していきます。
・ブルーロック
(毎回わくわくした)
・僕の心のヤバイやつ
(市川かわいい)
・推しの子
(言うまでもなく)
・葬送のフリーレン
(最近見ました)
・事情を知らない転校生がグイグイくる
(かわいい)
・スキップとローファー
(おみか、おみつ、しますけ)
・わたしの幸せな結婚
(不器用な性格がいい)
・SPY×FAMILY SEASON2
(ネクストクレヨンしんちゃん)
・呪術廻戦 懐玉・玉折
(救いようがないねぇ)
・進撃の巨人 The Final Season 完結編
(映像、味わい深さ、『火の鳥』みを感じる)
・劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影」
(映画も入れんのかよ)
もっと見てると思いますが、記憶に残っていて、言っておくべきは、こんなもんでしょ。いっぱい挙げてもね。
それと、2023年放送ではないのですが、『コタローは一人暮らし』という作品を観ることがありまして、これがとてもよかったのでちょっとだけ紹介。
『コタローは一人暮らし』を観ると、ジーンと来ます。
ちょっとすぎるって?
5歳くらいの小さいコタローくんが一人暮らしをするんです。通常ありえない基本設定なのに話がちゃんとリアルに入ってくる。
アパートの人付き合いが、コタローくんを中心に回り始める世界がある意味平和で、どこまで隣人のコタローくんを助けていいのかという現代人ならでは悩みが生まれてきます。このコタローくんは一人暮らしをするくらいなので、幼児にしては行動力や他人への洞察力などに優れています。
そしてなぜ、一人暮らしをすることになったのか。一般的には悲しいと思われるような境遇をきっと抱えているはずのコタローくんの過去が気になってくる。そんなセンチメンタルな作品です。
このままだと、番外編の紹介が一番長くなってしまうので、ノミネート作品からグランプリを選出したいと思います。
(……うーん、ムズイ)
(こんなの決められなーい)
単純な好みで言うと、スキップとローファーで
瞬間最大風速で言うと、推しの子(2着に劇場版コナン)
安定しておすすめできる最近の励まし作品で言うと、SPY×FAMILYです
スキップとローファーはかなりハマって、漫画単行本は全部買いました。
いたって普通の、東京の進学校に通う高校生の青春、恋愛を描いた作品なのですが、登場人物がみんないい子でとても癒されます。ざっくり言うと、田舎育ちで上京したての主人公、岩倉美津未がまっすぐな性格で、都会育ちのみんなを巻き込んでいくという構造になっており、とくに江頭ミカちゃんとの絡みが最初の見どころだと思います(最後に紹介文載せておきます)。
推しの子はたぶんみんな知っているので、割愛。
コナン映画の黒鉄の魚影は、見た人ならわかると思いますが、ラストシーンで哀ちゃんが蘭ねーちゃんにアレを帰すところがたまらなく切なくて最高です。あと、冒頭のシーンで哀ちゃんがとある婦人に高級なブローチ(ふさえブランド?)の優先チケットを譲るのですが、それを見た園子様が物語の舞台へとコナン一行を向かわせることに加え、最後にオチとしてそのシーンに隠された意味を回収するという物語構築の上手さに惚れ惚れしました。
そうだ、SPY×FAMILYについてはかなり売れっ子、人気作品なので紹介するまでもないかと思いますが、最近涙もろいせいか、物凄い名作なのではと感じています。
3人の隠し事家族(+未来予知犬)が、一緒に時間を過ごしていけばやっぱりおのずとファミリーとしてちゃんと愛情を育んでいくんですよね。
最初は形式だった家族も、かけがえのない存在になっていく……。
そんな展開は目に見えてわかりきっているのですが、それでも、ヨルさんがなぜ殺し屋の仕事をしているのかと自問し心の中で考え込むシーンや
自分の能力がばれないようにアーニャが、外で人助けをしてきた父ロイドとボンドに折り紙で作ったステラを授与するシーンは泣かずには観られないでしょう。健康な成人なら。
(スキップとローファー紹介)
主人公の岩倉美津未はまっすぐでピュアで天然な最強の主人公。何が最強かというと、自分のポジティブさや心の美しさを周りの人に影響させ、どんどん味方を増やしていくことができることにある。また本人は天然であるため、あまりその能力を自覚していなさそうなところもまた良い。
作品の雰囲気はほのぼのとしているようで、進学校の高校生らしい、忙しさや充実感をリアルに表現している。身に染みる話が多く、現実的である。いや、現実なのかもしれない。彼女たちの世界が存在していて、作者はそれを私たちに見せてくれているのだろう。
出てくる人物に、不自然な特徴がなく、育ってきた背景などもつくりこまれている。そして、当事者ではないのにきっとこのキャラクターはこうする、こう思うと同意できるような描写が現れ、親近感を覚えてしまう。
ここまでの説明だけでももちろん読みたくなってきたと思うが、ここで、主人公以外のキャラも見ていこう(みんないい子なのだよ)。
岩倉美津未は、入学式の日に電車の乗り換えを間違え、人酔いし、なんとか自分の担当する「新入生代表の言葉」に間に合うが、言い終わった直後、担任の先生に向かってゲロを吐いてしまう。そんな美津未に暖かく「友達になろうよ」と言っちゃう志摩くん。
この志摩くんのことを好きになってしまう江頭ミカちゃんは、志摩くんから気に入られている美津未に対してあまりいい気がしていなかったが、あるイベントで、美津未から努力を褒められたことをきっかけに、美津未のことを大事な友達と認めるようになる。
察しの良い方ならお気づきであろうが、志摩くんは美津未ちゃんとあんな経験やこんなことをする同級生で、ただのイケメンではなく、他人との心理的距離感を冷静にジャッジできる余裕のあるモテ男である(美津未ちゃんに対しては……)。
最後に、作中で名言と思える私の好きなセリフを紹介してお別れしよう。(これはまだアニメになっていない)
「私
恋じゃなくても
志摩くんが
男の子でも女の子でも
小学生でもおじいちゃんでも
この人好きだな〜って
思ったと思う
だから友達になりたいの」