ドクター甘味

趣味がいろいろあるので、分野も書き方も縛らず、気楽に書いていきたいです。

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最近の記事

イケてる自己紹介(2)

初めまして。 普段は違法農薬をつくって知らない惑星の石油王と取引する仕事をしてます。 休みのときは仕事の反動で雑草を植える活動をしてます。 こう見えて、海外のネッシーと仲良いです。 寿司屋に行ったらまず隣のクリスチャンに挨拶をします。 猫派か犬派かで言ったら、タケノコ派です。 枕が赤道を通っていないと寝られない体質です。 あと、ここで言うことではないかもしれないんですが、好きな折り畳み傘がいます……! 100歳までには入籍したいです。 よろしくおねがいします。

    • エッセイのような漫画紹介のような

      “秋”と“センチメンタル”の組み合わせは相性が良さそうに聞こえますが、わたしはたぶん春も夏も冬も、いつも涙脆いです。 『ふつうの軽音部』というジャンププラスで連載している漫画作品にいつからかハマっています。というより、入信しています。(厳密に言うと、神は主人公なので、主人公に入信していることになります) 日本でならどこにでもありそうな公立高校の軽音部の人たちを描いている作品で、恋愛感情をはじめ、憧れや嫉妬による人間関係のもつれをひたすら見せてきます。 (主人公だけはめんどく

      • 「青春ってほら、いつの間にか過ぎ去ってるものでしょ?」―先輩の格言集

        『先輩の格言』 (誰かにとってすごーく頼りがいのある“お姉さん”が言ってくれそうなセリフ) ※「」でセリフ。すぐ下の文で補足など。 「青春ってほら、いつの間にか過ぎ去ってるものでしょ?」 だからこそ、俯瞰視できない”今”を全力で生きて。 「君が踏んづけてたタンポポ、大事なものだったりするんじゃない?」 後輩をはっと気づかせる。 「ちょっとそのペットボトル捨てておいて。わたし今から未練捨ててくるわ」 自分の強さも弱さも見せる。ただしユーモアを忘れない。 「突然地球が膨

        • イケてる自己紹介(1)

          二条城生まれ、銀閣育ちです。 子どもの頃からパソコンを趣味で作っています。 母親は琵琶湖で、父親は竹島です。 行きつけの東尋坊があります。 友だちは数多くないですが一人平均1000年は続いています。 歌はそんなに上手くないけど、上手く歌っているように見える胸の張りを持っています。 好きな時間は午前5時50分です。 憧れの芸能人は南極大陸です。 あ、好きな食べ物はフレンチトーストです。シナモンましましです。 えと、末永くお幸せに……ちがう、これからよろしくお願いします。

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        • 小説系
          10本
        •  ネタ的なもの
          3本
        • 16本
        • お笑い関係
          6本
        • アニメ関係
          2本
        • 競馬関係
          6本

        記事

          【詩】秋は独りよがり

          無邪気に飛び込むよ 百葉箱にできた蜘蛛の巣 晒されないと思ってた 独りよがりの秋の芸術 不覚にも咳き込むよ パスワード忘れた段ボール 堂々としてるわけじゃない いつだって本屋は瀬戸際 粗相は身に覚えがないが 波の間で激しく微分 人参を迷わず輪切りする ブレーキ忘れて散文調 揺れる背中を追いかけて 闇に飲まれる大人のまごころ 隣の植木鉢を見よう 萩の花と涙する朝 リチウム燃えているけれど 第二木曜不燃ごみ 冷たい夕日もあるって知らなかった

          【詩】秋は独りよがり

          オリオン座ってよ【詩】

          よく晴れた涼しい夜 小さい喧嘩でつまずいた 一人ベランダでタバコ 不意に目が合ったから オリオン座と世間話 ビリヤードでもしませんかと 口説いているつもりですか? あいにく球技は苦手なんです 玉葱を切ると涙が出ちゃうから あなたのこと少し忘れます オリオン座と七並べして待ってる 女王の肩書はお荷物 兵士さんが来るのを待ってる オリオン座には家が無いんだって だからって泊めてあげるわけにもいかない 子どもたちが寝てるから ベランダは使ってもいいよ 蚊取り線香必要かな え

          オリオン座ってよ【詩】

          【詩】哀と世界

          秋ですねと君が言った イチョウの手先が一葉舞った 秋だねと僕は言った モミジの足元 滲んで笑う 傾く電柱 花開く映画座 くるりと回る牛丼屋 春ですねと君が言った 若木の隙間に光が揺れる 春だよねと僕は言った 大樹の周りでゆっくり泣いて 震えるネオン 朽ちていく三行 うねる桜の色を塗る 冬だねと君が言った ぼーっと眺める高層ビルの地上階 冬だよねと僕は言った キスの合間にチラ見する砂場の安土城 知らない喫茶店 互いの作戦空回り 記憶の中の

          【詩】哀と世界

          押し入れ宇宙【詩】

          あるいは友の印象世界 フ―ジンライジングサン 物産展沖ノ鳥島展 秘密基地の買取価格 林に挟まれる冷蔵庫 アスファルトで食あたり 地震で崩れた雪だるま 枕元で鳴く白鳥の剥製 墜落するネズミ型飛行機 サスケという女 遠き日のサンドイッチ 別府温泉で火傷するカバ 足元にあった彫刻刀 冬に結婚する血糖値 マグネシウム 液晶パネル バナナが咲くから土管に隠れる コップの持ち方教室出禁 銃口をしゃぶる蔦葉 恋慕の大会 電子辞書の有給消化 ジャキジャキ邪気邪気 交換日記 鈍感六句 事情を知

          押し入れ宇宙【詩】

          【詩】ベタベタな青い夏

          いつ始まったのかわからない 僕らの青春熱中症 廊下から牛みたいなサックスの音色 教室でしっけた駒が盤を鳴らす 視聴覚室も軽音学部も 言葉の意味はわからずに 中庭でリズムに合わせて舞う蝶々 濡れた床をモップで拭いて バッシュを擦らす体育館 よそ見の先にバレー部の先輩 サッカー野球に陸上に すみ分けるグラウンド 混ざり合う掛け声 早々に塾へ行くも16時 買ったばかりのポロシャツも汗がしみ 帰りのコンビニで涼みながら みんなのアイスをおごるのは じゃんけんに勝った人

          【詩】ベタベタな青い夏

          映画『君たちはどう生きるか』をようやく観に行った【ほぼエッセイ】

          その日は東京に台風が直撃していて、洗濯機日和だった。 公開されてから1年以上観ることができていなかった『君たちはどう生きるか』の上映館を調べ、下高井戸に向かった。 高いが下にある井戸とは一体何か。 湿気と疑問が交錯する京王線に乗った。 慌ただしい乗り換え。新宿から高幡不動行きへ。 車内は空いている。誰もいない優先席に腰を下ろす。私はふと、いきものがかりの「さよなら青春」を思い出していた。 窓の向こうの雨の街並みにぼんやりと視線をやりながら、けだるい体を起こして映画館まで移動

          映画『君たちはどう生きるか』をようやく観に行った【ほぼエッセイ】

          【詩】こくぬれ

          さくじつ日中東京に 黒雲の絶頂があった 冷たくて痛い 熱くて息苦しい 残酷で尊い雨粒は 気まぐれに情熱的に 淡白で冷酷に 泣き降りた 散々大地をうってから 雲は裂かれて太陽登る 帰りの空は橙色 長く伸びた縮れ雲 三郡に分かつ鰯雲 大キャンバスに鯨雲 茂に隠れるはプランクトン 早熟な鳩 大海を知らず

          【詩】こくぬれ

          【詩】ことばとコトバをあなたへ

          ありがとう ごめんなさい おはよう おやすみ きみといるときが好きだよ きみといすぎるときは嫌だよ そばかす可愛いね ニキビできてるよ お風呂沸いたよ プール凍っちゃうよ 頭の回転速いね オセロは下手だよね すごく泣いちゃった 気づいたら殴ってた このみそ汁美味しいね 大根の形いびつだね そのスカーフ似合ってるね トートバッグが大き過ぎるね おもしろそうな映画を借りようよ つまらなそうな惑星に棲もうよ ときどき抱きしめて ときどき突き放して いつも助けて

          【詩】ことばとコトバをあなたへ

          【詩】喜節は夏

          時代は今 炭酸とレモンが似合うさ 日本酒飲んだ冬を忘れるよ 祖母に教えてもらったレシピ ぶつ切りのナスを煮込んでいたら 思考は途切れ途切れになる ぶっ倒れる人もいるくらい暑いのに 外へ連れ出してくれる君がいて 差し引きしても余裕で幸せ さよならは言わなくて またねと笑顔で夏揺らす アパートの裏 背伸びする木々 若い葉っぱが静かにおしゃべり グラウンドの隅 干からびる日々 苦手なポカリが美味しくて フェンスの奥で笑うよ向日葵 横たわるアブラゼミ 小さい虫たち 命を分

          【詩】喜節は夏

          【詩】波打ち際メモリー

          ふふっと笑う 海際の丘に わたしたちの通った高校 現実的フィクション 青春がロケーション 久々に帰ってきたんだ 最寄り駅から 3分で学校 3歩で浜辺 容赦知らない太陽に 空からどよめき 海からざわめき 坂を登りながら 潮風になびかせたユニフォーム ワイシャツの襟は ぼろぼろになって 見せかけのメンタルは いつのまにか強くなって 不器用さだけは変わんなくて 愛嬌だけで助けられ わたしたちは結局のところ 互いの気持ちがわからなくて カバンもケータイも クラスメイ

          【詩】波打ち際メモリー

          【詩】夏恋の転職

          あの日はたしか急な雨で 季節感がぐちゃっとしてた 残り物を詰め込んだだけのおかゆを あなたは捨てられた子犬みたく美味しそうに食べた それがすべての始まりだった 床屋に行かないあなたの欠片が部屋に転がって それを拾って捨てるのはわたしの仕事だった 傘を持たないあなたのために駅まで向かう 後輩にご馳走してスッカスカの財布を見たら タバコの1つくらい買ってあげたくなった ものすごく嬉しそうにするからずるいよね 酔っぱらったあなたを玄関から持ち上げるのも 着替えさせるのもわた

          【詩】夏恋の転職

          『さよなら絵梨』のいる日常

          (前書き:読書感想エッセイを書こうと思っていたけど、どぉんどんフィクションになぁっちゃった。二次創作とも言える) 左を向くと、漆黒の少女がいた。 最初に『さよなら絵梨』を手に取ったとき、1ページしか読めなかった。 それはもう出かける時間だったからだ。 パラパラっとめくってから閉じた。 その一瞬で、コマ割りが全体的にほぼ統一されていることがわかる。『サザエさん』のコマ割りで描かれている。 もしかしたらスマホの画面を意識しているのかもしれない。 その人は、藤本タツキさんの作

          『さよなら絵梨』のいる日常