[マジモン劇場 - 第2回] トマ姐さんとの出会い
《本シリーズは、私の愛すべき中国人ソウルメイトの「モンキーマジック」さんが私の記事のために描いてくれた「愉快なキャラクター達」と私が、ただひたすら遊びたいだけの緩い企画です》
前回、以下の記事でトライアル的に「愉快なキャラクター達」と絡んでみたので、今回の「マジモン劇場」は実質的に「第2回」となる。
では、マジモン劇場のはじまり~
皆様、こんにちは。
私は過去に何度か、愛くるしい動物の画像や動画をご紹介している。
今日は、そのシリーズの一環として「ハチドリの生態」について、論じたいと思う。
このハチドリというのは、鳥類の中で最も体が小さいグループであり、体重は2〜20g程度で、英語名をハミング、、、
、、、んっ?
、、、あの窓の外に誰かいないか?
、、、ずっと一点を見つめてるみたいだけど。。。
、、、誰だ、あの人? あんな女の人、このアカウントにいたかな?
(それにしても、、、何かちょっとキレイな人だな。。。ちょっと外に出て話しかけてみようかな)
「あのー、ちょっとすいません。ここで何か探しものですか?」
庭のあたりをじ~っと見ていた女の人が、サッと振り向いた。
「、、、あー、ここアンタの庭?」
「えっ? ああ、いえ、庭というか、ボクのアカウントですけど。。。」
「へー、アンタ、名前何て言うんだい」
「はい、ハミングバードと申します」
「あー、アンタがあの横須賀のハチドリね。若い頃は鉄パイプ持って暴れてたとか」
「それは、間違いなくボクではない誰かのことだと思いますけど。。。因みに、お名前とかお聞きしても、、、」
「あー、みんな私のこと『トマ姐(ねえ)』って呼んでるよ」
「じゃあ、トマ姐さん、、、」
(「ハミングバード」:ハミ) (「トマ姐さん」:トマ)
ハミ「何か、さっきからずっと遠くを見つめてたみたいですけど。。。」
トマ「ええ、美味しいトマトが育ちそうな、いい土だなと思ってさ」
ハミ「トマト、、、トマ、、、あっ! ひょっとして、トマ姐さんって、あの『モンキーマジックさん軍団』の方ですか?」
トマ「、、、モンキー、、、あー、あの人、いい女だよね。どこかで元気にしてるのかね」
ハミ「結構近くにいると思いますけど、、、」
トマ「、、、ふ~ん。アンタ、彼女の知り合いかい?ところで、アンタ、名前、何て言うんだい?」
ハミ「えっ? いや、さっき、、、だから、あのー、ハミングバードですけど」
トマ「そういやアンタ、ひょっとして、あの『トマトと卵の中華炒め』の記事書いた人かい?」
ハミ「あー、そうです! そうです! 読んでいただけました?どうでしたか?面白かったですか?この記事をきっかけに、トマ姐さんもボクのアカウントの仲間入りしたとか聞きましたけど、、、」
トマ「あの記事読んで、私も1ついいの作ったよ。聞いてくれるかい?」
ハミ「えっ?、、、あー、はい、、、」
トマ
「人間は トマトだけでも 生きられる」
、、、
トマ「さあ、アンタの番よ」
ハミ「、、、あの、何すか、それ?」
トマ「あら、アンタ意外と鈍いのね。じゃあ、別のいくよ」
ハミ「あのー、、、いったい何が始まってるんですか? そう言えば、トママさんも俳句とか作ってたし(※ 第1回を参照)、どうしてウチのトマトたちは一句詠みたがるんだ?」
トマ
「トマティーナ 冷凍トマト 投げるわね」
トマ「さあ、アンタの番よ」
ハミ「いや、さっきから、その『番』って何ですか? ボク、そういうの苦手なんですけど。この前も『10文字ホラー』っていうの試してみたけど、、、」
トマ「さあ、つくってちょうだい」
、、、
ハミ「、、、あのー、そもそも『トマティーナ』って、何ですか?」
トマ「あら、アンタ、トマトの記事書いてるのに、トマトのこと案外知らないんだね。スペインで8月にやってる収穫祭だよ。世界中から大勢の人が集まって、みんなで互いにトマトをぶつけ合う、、、」
ハミ「ブッ! いやいや、投げるわね♡ じゃないっすよ! 色っぽく言ってる割に、やってることメチャメチャえげつないじゃないっすか! ボクが小学生の頃、雪合戦大会で氷入れたのが目に当たって眼科に直行した奴がいて、そういうのやめた方がいいっすよ、ホント! 」
トマ「あら、言いたいことがあるなら連歌でやってちょうだい」
ハミ「レ、、、レンガ?! だから苦手なんすけど、そういうの。五・七・五みたいので返さなきゃダメなんですか?」
トマ「アンタ、短句で七・七でいいよ」
ハミ「じゃあ、、、」
ハミ
「そいつはちょっと ヒヤヒヤします」
トマ「アンタ、、、」
ハミ「いや、だから、、、」
トマ「アンタ、なかなかやるね」
ハミ「、、、へっ?今みたいのでいいんですか? 冷凍なだけにヒヤヒヤって、、、」
トマ「長句もいけそうだね、アンタ」
ハミ「チョ、、、チョーク?」
トマ「さあ、アンタからでいいよ」
ハミ「あの、いつまで、、、」
トマ「五・七・五の方ね」
ハミ「、、、じゃあ、、、」
ハミ
「流血と トマトの汁が 入り乱れ」
ハミ「、、、みたいなことになりますから。ボクのアカウントで、あんまり危ないことは、、、」
トマ
「やるならミニで 許してあげる」
ハミ「いや、冷凍をやめましょうよ! 何なんすか、許してあげる♡ って、その中途半端な優しさは!」
ハミ「そのお祭り、、、ちょっとググりましたけど、熟したトマトが当たってもなかなか痛いみたいですよ。冷凍ミニトマトって、、、」
トマ「アンタ気に入ったよ。名前、何て言うんだい?」
ハミ「、、、ハミングバードです」
ハミ「ところで、、、こんな場所で、誰かを待っているんですか?、、、たとえば、、、彼氏さんとか、、、?」
トマ「えっ?、、、フフ、ハハハハハ、まさか。何で、そんなこと聞くんだい?」
ハミ「あっ、いえ、おキレイなので、、、」
トマ「フフ、、、あんたカワイイこと言ってくれるね。そう言えば、昔、そんなこともあったね。あの頃は、あたしも青かった」
ハミ「、、、トマトなだけに、、、みたいなことですか?」
トマ「(キッ!)アンタ!」
ハミ「あっ、 何か、すいません。つまんないこと言っちゃって」
トマ「アンタ!、、、なかなか面白いこと言うね」
ハミ「えっ? あー、、、今の面白いですか? ありがとうございます」
トマ「フフ、アンタとのお喋り、嫌いじゃないよ。ところで、アンタ、、、」
ハミ「ハミングバードです!」
トマ「それより、あと96回だね」
ハミ「あのー、何がでしょうか?」
トマ「あら、アンタ、トマトの記事書いてるのに、案外知らないんだね。『百韻』だから、百句で一作品。さっき2人で4句作ったから、早いところ残りの96句を完成させて、noteの『創作大賞』とかいうやつに合作で応募しようよ」
ハミ「、、、う~ん、、、その計画は、ちょっと待とう!」
トマ「、、、アンタ、面白いこと言うね。」
ハミ「あっ!伝わりました? やりますね! ところで、姐さんのお名前、何でしたっけ? アハハハハ、じゃあ、そういうことで、、、」
トマ「あたし、もう七・七ができたよ」
ハミ「何で、そっちが先にできるんすか!」
(つづく)
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