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プロセカ映画は観るべきなのか!?+レビュー

こんにちは。エモドランです。今回は『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』のレビューとタイトルに対するアンサーに答えていきます。

この映画は

プロセカファンの人は観るべきでしょう!(理由は以下で述べます。)


以下、目次になります。(少しネタバレあり。アンサーだけ知りたい人は5に飛んでください。)


1.評価

 個人的な評価から入ります。私はアニメをS、A、B、C、Eの五段階でランク付けをしております。ちなみに評価基準は非常に恣意的なもので、「感動したらAランク」、「魂に響くものがあればSランク」という論理ではなく直感で行っています。(ちなみに私がSランクに評価したアニメは『ゆるキャン△』、『ご注文はうさぎですか?』、『天元突破グレンラガン』、『アニマエール!』、『けいおん!』になります。)そして今回のこの映画の評価は、、、、

Bランク(良作)です!!!!

2.感想

 まず私はプロセカを二年程前にプレイしており、ストーリーもお気に入りのユニットだけ読んでいたので、それなりの前提知識を携えて劇場に足を運びました。ちなみにモモジャンが好きです!
 
 なぜBランクかというと、好みに合わなかったからです。ゲーム原作の映画としてはベストを尽くしていたと思います。プロセカはボーカロイドが登場する作品であり、ゲーム内には明確な悪役は登場しません。ユニットが5つあり、キャラクターは20人います。それら枠組みの中で、ミクちゃんをみんなで救うというストーリーを上手く構成できていたのは良かったです。

3.良かった点

 良かった点について。やっぱりこの映画は原作が音ゲーなだけあってライブシーンですね。久しぶりにモモジャンが歌って踊っているところを見ましたが、やっぱり可愛かったです。このライブシーンは安易にCGに手を出さず、アップの構図でごまかしたりもせず、作画を手書きで丁寧に描いており、鳥肌モノです。初音ミクのライブシーンは、感動を通り越して涙が出ました。歌で人を救えず、終始初音ミクが、絶望的な気持ちに囚われていましたが、それを乗り超えて生き生きと歌い、踊る姿には一種のカタルシス(使い方あっているかな?)を感じましたし、何よりも、サブカルチャーの1つである「ボーカロイド」を、最前線に立ってブームを牽引してきた初音ミクに対する崇敬の気持ちを抑えきれず、思わず泣いてしまいました。日本を代表する偉大な歌姫です。

 テーマもはっきりしています。歌で人々を元気づけよう!みたいな感じでした。

4.悪かった点(そんなに悪くなかったですが・・・)

 一つ目は、初見に厳しいことです。私は映画館にプロセカの前提知識がなく、初音ミクを知っている程度の韓国人の友人を連れて行きました。上映終了後、少し困惑しながらも「面白かった」と言ってくれました。しかし、作中には、5ユニット20人いるキャラクターの名前も紹介されませんし、「セカイ」という用語の解説も一切されません。つまりプロセカのストーリーを読んでいることが前提であり、初見さんが観たとしても楽しめるか怪しい映画です。一応序盤に登場人物の関係性が淡々と描かれるシーンがあるので、そこから推測していくしかないと思います。ただ、展開も起承転結がはっきりしており、理解は難しくない映画だと思います。

 二つ目は、初音ミクの出番が少ないことです。タイトルに「初音ミク」とありますが、初音ミクは「救われる側」であり、物語の軸になっているものの、大抵の場面ではプロセカオリジナルキャラクターが初音ミクをどうやって救うかという描写が多くなっています。ライブシーンも一度しかないのは残念でした。これは原作のプロセカが、ボーカロイドが客寄せパンダになっているのと同じで少し残念です。

5.おすすめポイントと観るべき人

 この映画はプロセカのファンの人なら必ず見るべきでしょう。まず、ファンの人々にとってゲームのキャラクターがアニメの中で生き生きと動いているという事実に感動しますし、数多い登場人物の出番が均等に描かれています。プロセカという枠組みの中でベストを尽くしていたと思います。しかし、初見さんにとっては厳しい映画だと思います。登場人物の紹介はなく、用語の解説もなく、話が進んでいきます。

6.おわりに

 ここまで読んでいただきありがとうございました。既にプロセカを引退した人からの評価でした。曲は今も聞き続けてます。初音ミクの偉大さを感じた映画でした。


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