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【読書】私のこと書いている!?「風と共にゆとりぬ」朝井リョウ
以前こちらの記事で朝井リョウさんのエッセイの紹介をした。
その際、エッセイ3部作の3作目を紹介したのだが、読まなくても困らないとはいえ1、2作目を読んでいないのはどうなんだ?という気持ちもあり、2作目を図書館で借りてきた。
おいおい、1作目から借りないのかい!と思われるだろう。
ド忘れしていたのだが、3作目をAudibleで聴いたときに面白すぎて1作目は既にKindle版を購入していた。大マヌケだ…。
前回同様、おもしろエピソードの数々に笑いが込み上げる。
その中でも、「うわ〜!めっちゃわかるわ〜!!」となった部分があった。
バイト情報誌などでも「アットホームな職場です!」と書かれていればいるほど、掲載されている写真が仲睦まじければ睦まじいほど、心が折れそうになるのはなぜだろうか。答え:まず想像するのがアットホームらしき職場にすら馴染めなかった自分だから
そう、この文章がそのまま私のことを言われているようでドキリとした。
初めてバイトの応募をする時は、まず業種に関わらずオープニングスタッフを募集しているところを一生懸命探していた。
既にホームが出来上がっているところにノコノコ乗り込んでいけるかい!!と思っていた。
結局、オープニングスタッフを募集しているところはどこも少し通いづらい位置にあり、怠惰な私は諦めて徒歩5分距離のコンビニで初バイトを経験することになる。
今思えばそれでよかった。
いくら「未経験者大歓迎!!」と謳っていても、昔から家族に鈍臭いと言われていた上にバイト未経験の私が行ったところで足手纏いになってしまう。
それこそ完全アウェイになるところだった…。
幸い初めてのバイト先で出会ったスタッフの方達は、店長含めて優しい人たちばかりだったので続けることができた。
が、今これを書いていて衝撃だった経験を思い出したので今度書こう。
余談
前回紹介した3作目「そして誰もゆとらなくなった」は通勤中にAudibleで聴いていたので、思わず笑いそうになってもマスクが口元を隠してくれていた。
ただ今回はコワーキングスペースで図書館から借りてきた本を読んでいた。
口元を隠すマスクはしておらず、何なら時々「ふふ、ふふふ」と声が漏れる。
そんな時、通路を通りかかった大学生と思しき男性と目が合う。
みんなが一生懸命仕事や勉強に勤しむ中、1人気味悪くニヤつく妖怪になってしまった。
朝井さんのエッセイは公共の場で読んではいけない。これが今回の教訓。
読んで得るものは特にないかもしれないけど、懐かしくも笑えるエッセイ、ぜひ読んでみてください♪
1作目、3作目はこちら。