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映画「バッド・シード」様々な過去を背負いながらも、笑えるフレンチコメディ


 詐欺をして日々暮らしていたワエル。
ひょんなことから、
10代の問題児を世話する施設で
働く羽目になります。
挨拶もしない、口も聞かない
ティーンエイジャーたちですが、
詐欺師のワエルにはお手の物です。


 この映画は崖っぷちに立たされていたら、
突然後ろから肩に毛布をかけてもらったような
ぬくもりがありました。

 この映画を3つのポイントでまとめますと、


1 笑える

 会話、テンポ、ユーモアが素晴らしくて
笑えます。
フレンチな笑いを楽しめます。



2 泣ける


 コメディと分類されていたので、
笑えるとは思っていましたが、
泣けるとは思いませんでした。
生きるってそれぞれ違いはあれ、
やっぱり大変です。
ぎりぎりのラインにいて、
誰かが助けてくれたら
嬉しいですよね。



 最後の方は、
一人で泣いたり笑ったりを繰り返しました。
忙しかったです。笑
素敵な映画だと思います。



3 ケイロンさん


 主役のワエル役のケイロンさんが
監督もしています。
多才な方なんですね〜。
ひょうひょうとした演技も
良かったですし、
ストーリーの流れも面白かったです。


 生徒たちとワエル、
同居のふたり、
いい感じになるふたり、
いがみ合う生徒、
悩む生徒、
シーンひとつひとつが印象的で
ひねりがあって
何回も観たいと思う映画でした。



 普段コメディはあまり観ませんが、
これは本当に面白かったです。
サスペンスのように驚かされました。



 この映画に原作の小説はありませんが、
もしあっても読まないと思います。
本は大好きですし、
気に入った映画の原作は必ず読みますが、
この映画に限っては、
この映画の世界観を大事にしたいと思うほど、
気に入りました。



 気になった方は是非観てみてくださいね。

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