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映画「ラム」愛らしさと不気味さが漂う癖になるホラー
やっと観れました。
ラム!
この予告はかなり気になるものでしたので、
観れてすっきりしました。
あのラムが、思っていたより
すっごく可愛いんです〜
家族の男軍団は気持ち悪いっと言って観ませんでしたが、
娘なんかは可愛い〜と言って
一緒に観ました。
監督がアダ人形を抱えてる写真がありまして、
とても欲しくなりました。
愛らしさと不自然さと
執着さと素朴さが混ざり合って、
大変気味が悪いのですが、
そんなところも本当に良かったです。
対極にありそうなものが混在すると、
生理的に恐怖がわいてくるのだなと
思いました。
この映画を3つのポイントでまとめますと、
1 羊
羊なしでは語れません。
いろんな役目をしています。
話の始まりでもあり、キーパーソンでもあり、
恐怖の象徴でもあり、
兆候を知らしめるものでもあります。
そして、生まれてきた不思議なラム(アダ)。
2 夫婦
牧羊をしながら静かに暮らす、
夫婦のマリア(ノオミ・ラパス)とイングヴァル。
山奥でふたりきりで羊の世話をして、
穏やかに暮らしています。
ふたりの他には、猫、犬、羊たち。
そこに不思議な羊の子のアダが加わります。
マリアは不自然で奇妙である出来事を
一切気にせず、
愛情深い毎日に生きがいと喜びを
感じていきます。
その嬉々としている感じが、
かなり不気味です。
3 思い出そう見直そう
娘が勝手に先に観ていたため、
全て見終わってから、また見逃していた部分を観ましたら、
あらっと気づいたところがいくつもありました。
前半に会話もなくただなにげに観ていた場面が、
後で関係あるような箇所がいくつもありました。
それらをリンクさせていくのも、
面白いです。
アイスランドの風景を存分に
楽しめますし、
会話もかなり少ないこの映画は、
なんだか癖になります。
不思議に思った場面などを
巻き戻して何度も観ました。
わたしはマリアの執着というか執念が
一番好きな部分でした。
やはりマリア役のノオミ・ラパスさんの演技に
迫力があったのかもしれません。
制作総指揮にも関わっているノオミ・ラパスさんですから、
すごい方なんでしょうね。
出演している映画で観たことがあるのは
「セブンシスターズ」ぐらいでした。
確かに7役を完璧にこなしていた記憶があります。
この方でドラゴン・タトゥーの女の
ミレニアムシリーズの映画があるようです。
間違いなく面白そうですが、
どこにも配信されておらず残念です。
気になった方は是非観てみてくださいね。
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