【note部】#自己紹介 h_kabashima #ブックカバーチャレンジ part 1 少女は卒業しない
1.所属
クラーク記念国際高等学校京都キャンパス net+コース3年のh.kabashimaです。
2.好きなコト
読書、散歩、ラジオを聴くこと(好きな番組は「バナナムーンゴールド」)
3.目指す進路
ホテル・観光業に興味があります。コロナ感染症の影響で大変な状況ですが、良い方向に進めばと願っています。
いろんな国や地域の人と接する魅力的な職業だと思うので、実現のために今できることをやっていきたいと思います。
4.ブックカバーチャレンジ part1
「少女は卒業しない」 朝井リョウ
高校生は無駄に体力があり、言語化できない不安を1つは持っています。それでも高校生という服を脱がないといけない日。
「卒業式」
校舎の取り壊しが決まった高校で、最後の卒業式がある1日を書いた短編集恋愛小説です。
■読み終えた感想
この本を読み終えて、1番最初に感じたのは「悩む」という行為に対する熱量の大きさでした。
歳を取れば自然と汚れていく。歳が若がえれば汚れは消えていく。その狭間にいるつもりでもがく高校生達は必ず選択を迫られるが
大人はたくさんの「経験」があるので汚れとわかっていながら足を突っ込むか、汚れないように避けるかを選べます。
しかし、高校生という中途半端な存在は「経験」がありません。そのため迷い悩み、
今ある頭や体を使っては答えを導き出そうとしますが大抵は先延ばししてしまうものです。
なのに、卒業がタイムリミットを生み、答えを出させる。
終わりが目の前にある主人公達、
『悩む』人間達を巧みな言葉使いで滑らかに届けてくれるお話です。
ぜひ、読んでみてください。