ウィーン・プラハ紀行 5日目 その2
ドブリンガー!出版社でもあり楽譜屋さんでもあるウィーン音楽関係者なら知らない人はいない(多分)、超有名店です。はい。大阪のササヤ的な。
なんか面白そうなのあったら買おうかなーお土産ぐらいかなぁと思って店内侵入!忘れておりました、私のマニアックスピリッツを。学生の頃から楽譜屋にたむろしては店主の目もはばからず、ウロウロウロウロ、果ては棚の端から端までチェックする迷惑客を地でいくヤツなのです。
クラリネットソロの棚は我慢、しかし、我慢の限界がスグにやって来て、管楽アンサンブルの棚、全部チェックしました!ひと棚分管楽アンサンブルの楽譜がある時点で萌えまくってますが、その中身もすごい。大手出版社の楽譜はそこそこに、ドブリンガーオリジナルの楽譜がズラリ。ネットの価格よりドブリンガー版の方が安いという驚き!面白そうな木五の楽譜ゲットしてまいりましたので、今度我がforest5の皆さま、一緒にやりましょう!今度持っていきます。
傾向としては、新進気鋭のご当地作曲家のものから、アレンジものまで。プリンツ作曲のものもある!原典版などは大手出版社に任せて、そういうところを狙っているのか(管楽アンサンブル限定の意見ですが)。約2時間(!)、たっぷり滞在して、とても満足。お土産も買いました。
メシのことも忘れて楽譜を漁っていたので、ランチは適当に屋台で。このホットドッグ美味かった!スパイシーなソーセージと、硬めのパンと、申し訳程度に入っているザウワークラウトがめっちゃ良く合う!
かなりヘトヘトな中、もう一つ、行ってきたのは「分離派会館」。ゼセッションとも言い、クリムトの「ベートーヴェン・フリーズ」という有名な絵が展示されています。クリムトはマーラーとも交流のあった近代の画家。ちなみに、この絵の中に出てくる英雄はマーラーがモデルだったり、このゼセッションの竣工の際にマーラーが第九の室内楽版を演奏したそうな(クリムトはマーラーの妻になるアルマと深い仲だったとか!)。
ベートーヴェンの第九をテーマにした、大きな壁画。展示当時は真ん中にベートーヴェンの像があり、それとの調和を取って展示されていたとのこと。音楽の絵画表現という意味で、重要な意味を持つものです。壮大な絵巻物。予想とは違っていて面食らったところもありますが、堪能させていただきました。
さて、一度宿に戻り、最後の公演に備えますか。
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