週末音楽家の端くれとして
私はハンドルネーム通り、クラリネットを吹いている。とは言っても本業ではなく、趣味活動としてなのだが、趣味の割には真剣に取り組んでいる。
私の周りには、そういった仲間が多い。そういった仲間はみんな、音楽が大好きで、週末の貴重な時間を、音楽に捧げている。殆どが音楽大学を出ずに、音楽を楽しんでやっている者たちだ。
20年前はそういった趣味活動に時間をかけることは、賞賛もされず非難もされず、むしろ無視されてきたことだと思う。「こんなに頑張っているのに、何故!」と思うこともある。これは本当に音楽特有のもので、例えば、草野球のメンバーたちはこんなことは思わない。頑張ってもプロになれる訳ではないからだ。
アマチュアの音楽をやる輩には、やたらとプロと比べたがる人が多い。そんなの、ひっくり返っても無理なのに。プロはその実力を維持するために、どれだけの時間と労力をかけているのか、一度でも聞いたことがあるのだろうか。
それこそ私は、一度恥ずかしい思いをしたことがある。プロになった先輩と飲みに行って、こんな話をした。
「おう。練習してるの?」
「はい!めっちゃ頑張ってますよ!」
「そうなんや。どのくらいやってるん?」
「大体週末に3〜4時間吹いてます!(すごいでしょ)」
「ふーん、そうなんや。」
「先輩はどうなんですか?(もしかしたら勝ってるかも??)」
「毎日5時間くらいかなぁ」
「∑(゚Д゚)」
アマチュアのみんな、素直に音楽を楽しもうよ。優劣なんて意味ないよ。
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