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#3 オーストラリアで初めてのお給料日!|くららのワーホリ日記(in Melbourne)

こんばんは、くららです。
今日(正確には月曜日)はメルボルンで初めて就いたお仕事の給料日でした!
なんだか「海外で生活しているぞ」という実感が湧いてきました。
10代の頃に初めてアルバイトして貰った初任給、すごく嬉しかったのを思い出しました。

ひとまず、お疲れ様わたし!
今回のnoteではお給料についてまとめてみたいと思います。



仕事探しをする中で気をつけたいこと

1.ブラック雇用主に注意!最低賃金の確認

2024年7月1日から、オーストラリアでの最低賃金(時給)は$24.10。
これを下回るのは違法です。

最低賃金はトライアルや研修期間中にも適応されます。
原則トライアルであっても無給なのは違法…だそうですが、必ずしももらえるとは限りません。実際に3回トライアルをしましたが、仕事ができるかをみるだけのごく僅かなトライアルシフトの場合はいただけないことがあります。
私は3回トライアルを受けて、2回手渡しで現金支給してももらいましたが、1回は1.5h働いて無給でした。

最新の情報の確認や、違法で働かされていた場合はFair Work Ombudsman に相談することがおすすめです。※無料でアドバイスしてくれるそう

悲しきかな、ジャパニーズレストランやアジア系のレストランに多い気がしています。2nd VISAを取得する為に多くの人がファームで働くと思うのですが、農業や畜産業にも多く見受けられます。

労働権利がしっかり法で保護されているので、しっかり自分でも確認して、もしそんな劣悪な環境で働かされている場合にはきちんと報告・相談するようにして欲しいなと思います。

2.週にどのくらい働けるのか?シフトの希望や休憩時間の確認

思っていたりも働けなかった。
その為、稼ぎが少なくて生活が厳しいというのは悲しいことだと思います。

私の場合はカフェの仕事とかけもちして働きたかった為、イブニングシフトは「週3日3h」を希望していました。トライアル前にもメールで伝えたし、面接の際にも希望条件をマネージャーに伝えていたのに、とある週に「週5日5〜6h」のシフトを組まれてしまったことがありました。
実際のところ、現状カフェの仕事はまだしていなかったので応じることができましたが、なんだか良いように使われてしまうのは嫌だなと思ったのでマネージャーに連絡。

結論的にその週はシフト通りに働きました。
人手不足でこの週はシフト通りに働いて欲しい、代わりがいないとのことだったので。その代わりに次週からは「週3日、トータル週15h」でシフトを組むねと約束してくれました。(ちゃんと守ってくれた)


【みんなでシェアハピしたドーナツ🍩🎄】
いろいろあってもマネージャー含めて
みんな仲が良くて人間関係良好で嬉しい

全部が自分の都合通りにいかないとしても、相談をすることは大切だと思います。
そして折り合いがつかなかったら辞めるのことも大切。

3.ワーキングホリデーVISAの条件

ちょっと前まではオーストラリアのワーキングホリデーVISAでは「同じ雇用主の元で最大6ヶ月」しか働けませんでした。
2022年以降、この制限は撤廃されていて「同じ雇用主のもとで1年以上働くことが可能」となっています。

私は知りませんでした🙂笑

ただ雇用契約によっては違うこともあるので、雇用主に確認が必要です。
私が今働いているイブニングシフトのお店ではワーホリの人は6ヶ月としているみたいです。

オーストラリアの給与を受け取るために必要な3つのこと

▪︎Tax File Number (TNF)の取得

タックスファイルナンバー(通称:TNF)は、オーストラリア国内で働く人は必ず取得する必要があるものです。
収入に対する税金を適切に管理する為に必要な個人番号で、雇用先に必ず聞かれます。

結構時間がかかるので早めに取得することがおすすめ。
私は3週間くらいかかりました。

TNFの申請条件
1. オーストラリア国内に居住していること
ビザを取得後にオーストラリアに入国していること
2. 就労許可のあるビザを保持していること
ワーキングホリデービザ、学生ビザ、永住ビザなど
3. オーストラリアで有効な住所があること
郵送先としてオーストラリアの住所が必要

Australian Taxation Officeからオンラインで取得することができます。
友人にやってもらっちゃったのでなんとも言えませんが、そんなに難しくないと思うので自力できるかと。

▪︎銀行口座の開設

基本的に給与の受け取りは銀行振込になります。
給与の現金手渡しをされる雇用場所は要注意です!
必ずしも危ないとは言いませんが、給与明細も貰えず手渡しだった場合には怪しさ満点。違法労働をされている場合が多いと聞きます。
幸いにも私は当たっていませんが、みなさん、気をつけてね。

ちなみに私がオーストラリアで開設した銀行口座は「Commonwealth Bank of Australia (CBA)」という銀行。オーストラリア最大の銀行だそうで、友人がお勧めしてくれました。

APPがあるのでオンラインで残高が確認できたり、同じCBAの口座を持っている同士なら送金も無料でできます。お会計をお店で分ける事が出来なかった時の割り勘精算するときに調子が良いです。
また口座開設後、数日でデビットカードも付与されます。
Apple Payに登録もできるのでお支払いも楽々。

個人的に口座開設する時に受付してくれたお姉さんが「日本大好きなのー!」ってめちゃくちゃ絡んでくれて、日本人のマッチョカフェに行った話やら日本旅行での思い出をずっとしてくれたのでここで開設できて良かったなって思います。

▪︎Superannuationの登録

スーパーファンドとは年金のこと。
オーストラリアでは給料の一部が年金口座に拠出されるのだとか。

ワーキングホリデーVISAで働いていた場合、給与の10%程が年金として積み立てられているそうです。帰国後には払い戻しを請求できるそうなので、なんとも嬉しい制度。ちょっとした貯金ですね。

私の場合は雇用時に持っていなかったので、雇用先がHOSTPLUSという年金口座を作ってくれました。
自分で選んだものを登録することも可能だそうです。

Payslip(給与明細)はちゃんともらってる?

現金手渡しはやばいぜ、と言いましたが、Payslip(給与明細)を貰えないのはもっとやばいです。

給与明細は確定申告をする際に必要なもの。
オーストラリアでは毎年7/1〜10/31が確定申告の期間で、前年度の7/1〜6/30までの所得税申告を行う必要があります。※帰国時にも忘れないように

私は支給日の前日にメールで貰えました。

該当する期間の労働時間や控除額が正しいかをちゃんと確認する癖が前職のおかげでついている私です。(ベンチャー企業だったので、支給ミスや不明な記載項目があったんですよね。その度に経理部に確認していました。)

海外だからこそ(自分の英語が未熟なので)ここはちゃんと確認しなきゃなと思っています。


さいごに

ゴウシュウアオギリ
燃えるような赤が綺麗だった

オーストラリアに来る際、私、10万くらいしか日本から持ってきていなかったんです。

渡豪したのが10月31日だったので、前職の10月分のお給料が11月10日に支給されたんですけれど、有休消化していただけだったのでこちらも手取りで10万弱。
そこから日本での必要な支払いをして7万くらい?だったかな、それを追加の資金にできました。

だけど物価高のオーストラリアで20万円程で1ヶ月を過ごすなんて無理な話。
私は約2ヶ月半の間、友人が無償で家を貸してくれているので今日まで普通に過ごせています。

私は色々事情があって用意は出来なかったし、貯金もほぼ0なのですが、これからワーキングホリデーを考えている方は最低でも60万円くらいはあったほうが良いのかなと思います。
住む場所によっては家賃も高いし、すぐ家や仕事が見つかるとも限らないし、外食は本当に高いなと思うからです。(カフェで1,400円、パスタで2,500円くらい)

お金がないと本当にキリキリします。
心までもが貧しくなり、自分にも人にも優しく出来ません。

私の場合は「仕事は2•3週間で見つかるだろうし、まあなんとかなるだろ〜」と楽観していたのですが、友人がまじで過干渉のお節介だったので(言い方悪くてごめんなさい)めちゃくちゃ焦って仕事を探していました。
ただ、目先の不安に駆られて違法なところで働き、搾取されるのも違うと思う経験があった(過去のnoteに初めてのトライアルのことが書いてあるので、よければぜひ読んで見てください。笑)ので、みなさんはそんなことがないように働いでほしいなと思います。

今回も長々と読んでくださってありがとうございました。
それでは、また。 Love ya 🧡

くらら/Clara
長野県出身 1993年生まれ

諦めかけてたワーホリに行く夢をギリギリで叶え始めました。
初めてのお給料日にテンション上がった月曜日。うっかりシフトをサボるところでした(私の認識違いで急遽お休みになったのだと勘違いしてました)。
まだまだ出来ないことも多いけど、ちゃんと生活し始めました。今週はカフェジョブ探し頑張ります…!

◾︎過去の記事はこちらから

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