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〈16〉外部刺激を取り入れない体制が生む保育の質

田舎へ行けば行くほど、研修機会を得られにくく、最新の動向や情報が入りません。

例えば発達障がいと言われていたものが、今は神経発達症と言いましょうとされている。発達障がい児への作業療法の必要性。ペアレントトレーニングとは何かなど。

ネット環境を駆使した研修なら、以前に比べればアクセスしやすくなっていますけどね。

そして同じメンバーで長くやればやるほど、自分たちのやり方に固執しがちになります。

そのような状態が長期間続けば、より外部からの意見や知識を取り入れにくい組織へなっていきます。研修を受けようという気力すら湧きません。

田舎には田舎のやり方がある。都市部のように出来るわけがない。そんな声が聞こえてきそうです。

確かに都市部と地方で同じクオリティを提供するのは難しいですが、そこで思考停止して良いのでしょうか。

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