【イタリア】ナポリの伝統慣習(保留のコーヒー)から生まれた スペーザ・ソスペーザ(保留の買い物)
ナポリでは伝統的に「カフェ・ソスペーゾ」(保留のコーヒー)とよばれる文化があります。これはバールで1杯のコーヒーを飲むときに、裕福な人は2杯分の代金を支払い、1杯分はコーヒー代を支払えない人のために支払いをするというものです。
この考え方を用いて、「スペーザ・ソスペーザ」(保留の買い物)を行っているのが地産地消連合の「Coldiretti」。
Coldirettiは特定の日に市場を開き、そこで団体に加入している農家が野菜を販売しているのですが、新型コロナにより生活に困っている人のために、消費者から募金・寄付を、農家からは農産物をもらって、新鮮な野菜を届ける活動をしています。
伝統的なカフェ文化が生んだ、イタリアならではの素敵な支援活動です。
写真出典元:
https://www.campagnamica.it/2020/03/30/spesa-sospesa-domicilio/
Shutterstock
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