子は親を軽々と越える 〜Canvaの話 エッセイ〜
何度もしつこく書きまくっているが、私は文系でヒドク機械系に弱い。
今までいろんな企画に参加させていただいているが、Canvaにはどうも苦戦する。
パソコンのセッティングも面倒で、いまだに記事をスマホで書くくらいだ。(そのための大画面!)
私ができるのは、趣味のカメラの画質調整くらいである。
これまた以前からの記事で時々登場するが、子供は理系でマインクラフトという、開拓されていない島から材料を作り、家を建てたり怪物と戦ったり探検して世界を作り上げていくゲームをサラッと始めて、のえクラというnoteで知り合った有志の皆さんの仲間に入れてもらっている。
他にも学校から配布されたiPadを教わらず使いこなして、画像製作から、もう私が説明できないものまでやっている。
これはうちの子に限ったことではなく、デジタルネイティブ世代は、大抵使えるみたいだ。時代だね…。
私はシムシティの街創りさえ挫折したが…(大昔にパソコンで流行ったシムシティを、知っている方がいるのかしら?)よく火事になったりしたなぁ。
最近、マインクラフトの公式からイベントが告知されたと、ロジャーさんが教えてくれた。
このハッシュタグのついた、「私のお気に入り」をショート60秒の動画にして、自分のYouTubeにアップしてと。
もしかしたら、後日マインクラフトの公式動画で紹介されるかもよ⁈と。
まあ、チラッとずつだとしても、それは嬉しい。
さらに、その動画をTwitterに共有すれば、プレゼントがもらえるかも!の、プレゼントが豪華。
かなりたくさんあるラインナップを子供に見せたら、
「絶対やる」。
ものすごい意気込みを見せて、「すぐできると思う」とマインクラフトからネタになりそうなものを集め、iPadに向かう。→→→→「できた。こんなもん?」
動画が、もうできたんかい!
マジかなんだ、何をどうやった⁈ いや、聞いてもわからん。スライドショーみたくなっている。文章を書くのはあまり得意ではないので、その辺りと見せ場とかを口だけ出す(笑)。まあなんだかんだ言い合いながら、チャッと直した。
ただ、これは実はショートではなく、横画面になってしまっていた。先にご自分のをアップしていたロジャーさんの話を聞いて、うちもだと気付いた。
すぐに直そうとしたが、あの独特な縦長は、学校支給のiPad中のアプリだけでは難しかった。
ここで、Canvaが登場する。
子供のスマホにダウンロードして渡す。
開口一番、「何これ、めちゃ使いやすいじゃん。全然楽だわ。」
そ、そんなすぐわかるくらいすごいの…
唖然とする私には全く目もくれずに、ショートはできた。
私の苦手は、一目でその価値を発揮された。
私は初めてYouTubeで自分のチャンネルを作って、動画をアップ。
一番始めのスライドショーが、こちら。
あ、皆さん、イイね!押してやってくださいませ。
その後、スライドショーじゃなくて動画の方が良くないかなと他にも作る気満々だった子供が、YouTubeで作り方解説動画を参考に漁り始めた。そしてまもなく、
「あ、これならできそう。」
でた、私にはわからない自信!
ジェットコースターだという。
意見を求められたので、海に飛び込ませたり、高低差が激しいほど面白いねぇと軽く答えた。
できるかはわからないけどね。
しかし、私の負けず嫌いをきっちり引き継いだ子供は、その後何も聞こえず没頭した。
チラッとのぞいたら、何やら仕掛けを動画で見つけてコマンドを打ち込んでいる!
で、でた!それエンジニアさんとかが使う読めない人には、象形文字!
今はプログラミングの授業がたまにあるからね。
BABA IS YOUだっけか、そういう簡単なプログラミングのゲームを、私の兄(理系)に見せられて瞬時に理解したもんなあ。もちろん私はちんぷんかんぷん。
細かい微調整が必要で、きっちりした性格ゆえにまあまあの時間をかけた力作が、こちら。(またイイねを!)
最後がマリオかと思ったが、そこ目指す計算とか、したのか…すごいじゃないか…もうエンジニアになれるなぁ。
で、ここで終わればいいものを、親子喧嘩が勃発する。
今まで二つのプレゼント希望は、ラインナップの中で「いるそれ?すぐ飽きるよ!」と大人は思うぬいぐるみとか。(ま、あえて倍率低いの狙ったといえば、そう。)
「もう少し、マシなものに応募しない⁈」
↑口だけ挟んできた私の発言。
「ニワトリの絵が可愛い。パーカー欲しい!」
その時点で、〆切一日前の夜八時くらい。
「じゃあ、もう簡単にできるのでいいね?」
ザッと動画を見て、「これなら今日できる」とまた没頭してコマンドを打ち出す。
「寝る時間まであまりないけど?」
無茶振りしといて不安になる母親(笑)
「できた」
ものの一時間くらいだろうか。
コマンドを使ったシューティングだ。
締めの画像として、エリトラで何かやろうと打ち込んでいたが、なぜかうまくいかずタイムアウト。
(ヘッダーにいる、でかい黒いのですね)
翌朝、私より早く起きて動画は完成していた。
しつこいんですが、無茶振りを頑張ったイイねをお願いします‼︎
無事に投稿完了。
のえクラの皆さんにも褒めていただき、遊園地を作る約束をしている。その記事はロジャーさんが早くもあげて下さった。昨日も動かないがヘリコプターを作ってみていた。なんでもコマンドものが一ヶ所に固まると世界が重くなるらしい。
どこの世界も、偏りは良くないのだ。
Canvaは、すっかり気に入られている。
子供の成長は、早い。
一瞬で追い抜かされることが、増えてきた。
誤解しないでいただきたいのだが、子供自慢ではない。
苦手なことも多いし、ひどい文章で話して私に総ツッコミされる。私と子供は別の人間であって、得意なことは大きく違うということ。
「……もう、早くエンジニアとして稼いでくれないかなぁ」
とボソッと言ったら、
「小学生は働けないんだよ」
その減らず口の半分でも、外で喋りなさい!と内弁慶すぎる背中に言う私は、多分親ガチャのハズレなのかもしれない。