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育成のチーム環境

最近のフットブレインで、ビジャレアルが特集されていました。
そこで気になったのは、アカデミーの寮からすぐ近くの場所(施設内設置かな?)にある公立の学校と連携し、クラブスタッフと教師が同じクラウド内で報告書を送り合ったり、会議に参加したりする、という話がありました。
元々近くにあったのに、今まではそこまで介入せずにいて、でも選手ととことん向き合おうとした時に、学校と連携しよう、となったそうです。

日本にも学校と提携しているユースは見たことがあります。
その中で、ビジャレアルのように教師と連携しているクラブはどこまであるんだろう。

提携だけでなく、連携。労力をどこに割くか。
選手にベクトルを合わせたとき、育成クラブは何をするのか。

プロクラブのアカデミーと街クラブで、できることは違うと思いますが、
選手のサッカー以外の側面を見ることを意識することで、育成の質が高まるのではないかと思いました。

サッカー以外の側面を見る、となると、
学校だけじゃなく、家での様子も含みますね。
サッカークラブ、学校、そして家。
それぞれの姿があり、一人一人のアイデンティティがそこに存在するはずです。

本気で育成をするなら、
選手のアイデンティティの理解に努めることは、コミュニケーションを行うにあたりとても重要だと思います。

クラブと学校と保護者が、
そのためのチームであると良いなと思います。

このチームの重要さは、障害者福祉をしていると痛いほど分かります。
障害者(本人)を取り巻く環境は、
家族、支援者(通所、GH)、相談員、ヘルパー……
それぞれで支援を統一したり、変化を共有したり、支え合ったりしています。
通所施設は、他の障害者も多くいる中で生活することがほとんどなので、
誰かが埋もれてしまわないように、一人一人のアイデンティティやバックグラウンドを理解して支援に臨むことが何より大切だと思っています。

クラブ(通所施設)で育てていく選手(障害者)の一人一人を理解する。
そのための連携。
その人の将来をどこまで見据え、考えてあげられるか。
その人に安心を与えられるか。


まあ、それがお節介にならないことも大事だよね。



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