最近、支援の仕事をしていて、改めて感じる大切なことがあったのでまとめてみたいと思います。 福祉の仕事は、基本的に人対人の仕事です。 マニュアルだったり手順書だったりっていうのはあるけれど、その場の雰囲気やその人の感覚で支援が変わることもあります。 何が正解かも分からないことが多い中で、一つだけ正しいと思えることがあって、それは 「その人を尊重して、先を見据えた愛を与えること」 です。 尊重するとは、 自分の考えではなく、その人の考えに沿うことだと思っています。 足の
サッカーに関して、毎日色んなことを考えるけど、 もしこの世にサッカーが存在しなかったら どんな世界になるのか、無謀にも想像してみた。 自分なりに想像して紙に書き出してみたら、 少しだけ、納得できることが見つかったので 書いておこうと思う。 ( 矛盾するけど、 これは想像できるものじゃないと思っているから、 こうじゃないああじゃないみたいな意見は受け付けない。 ) フットボール以外のスポーツは存在しているという前提。 選手、指導者、サポーター、その他多くの関係者。
1.育成の価値サッカースクールのコーチをしていた時に 「教え子からプロが出たら嬉しいな」って考えがありました。 教育を目的としたスクールでしたが、 指導者としてやっぱりどうしても、プロを輩出したいという思いはありました。 そして「どうすればプロが生まれるのかな」と考えながら指導をしていると、1か月くらいして「この考えはやめた方がいいな」って思うようになりました。 幼児から小学生までを指導していましたが、そんな小さな教え子たちに、今からあの厳しい競争を勝ち抜かせようとさせ
最近のフットブレインで、ビジャレアルが特集されていました。 そこで気になったのは、アカデミーの寮からすぐ近くの場所(施設内設置かな?)にある公立の学校と連携し、クラブスタッフと教師が同じクラウド内で報告書を送り合ったり、会議に参加したりする、という話がありました。 元々近くにあったのに、今まではそこまで介入せずにいて、でも選手ととことん向き合おうとした時に、学校と連携しよう、となったそうです。 日本にも学校と提携しているユースは見たことがあります。 その中で、ビジャレアルの
※知識も経験も半端な僕の思考記録的なnoteです。正解じゃないので参考になるかどうかは各々でご判断ください。 「スポーツで礼儀を教えます」 「サッカーで人間性を養います」 など… サッカーを教材に教育をする、という場面を見ることがあります。 僕は、それ自体は良いと思っています。 スポーツにはその要素も多くあると思うし、 礼儀を重んじる日本らしいスポーツ文化になるとも感じます。 でも、スポーツを”教育の一部”と考えてしまうと なんだか違和感を感じます。 基本的にスポーツ
プロのスポーツ選手であれば、とにかく結果が必要なので、試合に勝つことが最も大きな目的になります。お互いが正々堂々と本気で勝利を目指す姿こそ、スポーツの持つエンターテイメントだと思いますので、勝利主義になることは、当たり前かもしれません。 ではスポーツの育成指導においてはどうなのか。 プロと同じく、お互いが正々堂々と本気で勝利を目指す先に成長があると言えば、勝利を目指すことは決して悪く聞こえないように感じます。 プロと育成(U18以下世代のプロ契約していない者とします)とで、
僕の田舎に既にあるサッカークラブを頭に浮かべて、勝手に理想の将来像を立ててみようかと思います。 僕の地元は、しっかり田舎です。 だけど、田舎の価値を生かしたクラブを作ることで、住む人のQOLの質を高くして、長く続く街にできたら最高だなと思っています。 例えば、 サッカーと農業を組み合わせ、人と自然と向き合い人生を充実させることで、デフォルトで身につく生き甲斐になってくれれば良いなと思っています。 少し具体的なことを書くと、 そのサッカークラブは現在、フットサルやサッカーで
サッカーを続けている人にお聞きしてみたいことがある。 「あなたは何故サッカーを続けてこれたのですか?」 日本では、サッカー人口は年々また年齢とともに減少傾向にあると統計で見たことがある。 何となく減少の原因は想像できる。 少子高齢化だったり… 年を取るにつれて体力がなくなったり… サッカーをする場所が制限されてしまったり… また少年時代の厳しい練習による燃え尽き症候群や、 暴言暴力による厳しい指導でサッカーを嫌いになってしまったり… 今の環境では、サッカー人口の減少に納得
小学生のサッカークラブで、 子どもがいつまで経っても上達しない、向上心がない、辞めさせた方が良いのかも、という保護者の悩みが書き綴られた記事を目にしました。 当たり前ですが、上達スピードは人それぞれ。 子どもは、キッカケがあれば驚異的に成長することもあります。 習い事については”見守ること”は最も大切な親の役割の一つだと思います。 ではクラブの役割はどうかなのか。 信じて見守っていただいている保護者に対して、価値を提供しなければいけないなと感じます。 1.サッカーを楽
最近「障害は個性」という言葉について、 当事者から、支援者から、 実際に障害と関わる人たちが意見を出している姿を見て、 自分なりの考えを、僕も発信したいと思います。 障害は個性なのか。 僕は個性ではないと思います。 そもそも障害とは、”社会との壁”と認識しているので、 個性ではなく、ただ、一人一人異なるものだと思っています。 個性という言葉は便利で、良いイメージを与えているかもしれませんが、 深く考えることを遮られているとも思います。 実際、私が働く施設でも、職員や利用者
更新です。 31 ○守破離 しゅはり 茶道で使われる言葉。 守=基礎➡破=実行➡離=応用 「”育成年代”(2019)原田大輔」で本田裕一郎氏(国士館高校テクニカルアドバイザー)が使われていた言葉。 ”離”の応用、自分で学んだことを活かし個性として発揮させる力がより必要と考えられる。 32 ○ボランティア 何も気にすることなく、”やってみたい”という好奇心から能動的に動く人。 その好奇心の行きつく先は、結果的に社会や他人、自分の為にもなる。 報酬の概念は存在しない。あっても
23「IDPシート」の内容を少し追加してます。 29「与える人」 を 「Giver」 に変更してます。 ---------------------------------------------- 21 ○インテンシティ スポーツにおいては、試合や練習などで、負荷が大きくも成長に繋がっている状態のこと。密度が濃いとも言われる。 個人により、また集団により、インテンシティの負荷は異なる。 22 ○コーディネーション 自分の身体を細部まで自在に動かそうとする能力のこと。 神
内容変わらず、11~20になります。 -------------------------------------------- 11 ○ストレングス その人が既に持っている強み(能力、環境、意思)を示す。 ストレングスの視点で見ることで、肯定的な問題解決に繋がる。 コンプレックスをプラスに変換することも可能だが、慎重な対応が必要。 12 ○インクルージョン 多様性を認めた上で、それを活かすシステムを考えること。 一人一人に合った役割を見つけて与えることができるよう、 一
最初から30ワードは、 最後まで見るのにかなりの体力を奪ってしまうので、 10ずつ分けて出すバージョンも出すことにしました。 大変失礼いたしました。 これからもよろしくお願いします。 --------------------------------------------- 1 ○教育 自分の知恵を、教わりたい者に引き継ぐこと。 ただ記憶したものを黒板に写すことではない。 教える者の意思で教育は生まれる。 2 ○指導 自分の持ってる技術を、時にはやって見せ、身に付け
ボキャブラリーブックの略です。 日本のスポーツ指導と、福祉支援と、教育は、相互作用することでより質が高まると考えて、まずは30個ほど、キーワードをまとめてみました。 スポーツクラブの監督・コーチ、福祉分野の各支援者、学校教員や、 選手、福祉サービス利用者、生徒や保護者の方々にも読んでもらえると嬉しいです。 ただ、個人が、主観で、作りあげたものです。 皆さんにとって絶対に正しいものではないと、伝えておきます。 あくまで、参考程度と捉えていただければと思います。 ここに綴ら
僕は、サッカースクールの指導者から障害者の支援者になった者です。 サッカースクールで指導者をしていたとき、 中途半端な知識で障害と関わる人や、 自分の価値観で障害を無くそうとしている人が 多くいたなあと印象に残ってます。 (所属していたサッカースクールでは、スポーツを楽しむことをテーマに、障害のある子も定型発達児も同じクラスでサッカーをしていました。) そんな指導者に対して、 同じ練習でも、障害のある子の評価基準を定型発達と同じにはせず、 視点を変えて、そもそも笑顔でサッ