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#17:2024年8月スリランカ旅行記(7)

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石窟寺院

午前でシーギリヤロックとピドゥランガラロックを巡り、バスでダンブッラに帰りランチをして次は石窟寺院へ。

石窟寺院もダンブッラの丘の上にあるので、また登ることに。この記事によると150mの岩山にある、ということだ。確かに、開けたところからはシーギリヤも見える眺望だった。

チケットオフィスへ向かい、チケットを買う。チケットオフィスへは道から階段を登るのだが、そこにいたおじさんに「チケットを買ったら降りてこい。昨日は上にいる猿に2人も観光客が噛まれた、猿が危険だ」と言われた。しかし、誰もチケットを買った後に下には行かない。トゥクトゥクに乗せて金を取ろうとしているのだろうと判断し、そのまま上に向かった。大正解である。

スリランカでは、寺院に入る時に裸足になることを求められる。靴をあずけて寺院へ。裸足で石畳の上を歩いていると、それだけで何だか厳粛な気持ちになるのだから不思議なものだ。

石窟寺院

内部は圧巻だった。大小様々な仏像に加え、極彩色で彩られた天井や壁面が視界を埋めつくす。たくさんの色や光があるのに、重くて荘厳な雰囲気が漂っている。

曲がりなりにも日本という仏教文化のある国で育ち、こんな立派な仏様たちを「へ〜」「ほ〜」と眺めるだけで立ち去ることはできなかった。石窟寺院には複数の部屋があるが、それぞれ内部で存在感のある仏様(完全に主観的な選択)に心の中で挨拶をして回った。

たくさんの猿たち

靴をはき(預かってくれる人にはチップを渡す)、街へ降りていく。途中、確かに危険を感じるほどの数の猿がいた。食べ物は見せないように要注意である。ダンブッラの街はちょっと路地に入ると猿がいて、よく犬に吠えられていた。文字通り犬猿の仲なのだろう。とにかく、たくさんの猿を見た。

シーギリヤ、ピドゥランガラ、石窟寺院、とたくさん山を登った日になった。ゲストハウスに戻ると激しい疲労感で、朝まで眠ってしまった。

6日目。コロンボへ

6日目。ダンブッラからコロンボに戻る日。ダンブッラからコロンボはバスで戻る。

ダンブッラからコロンボ

地図で見ての通りなかなかの距離。この距離は、できればインターシティバスに乗りたい!バス停でしばらく粘ってみる。
…来ない。

途中で来たバスのチケット係に「コロンボ行きにインターシティはない!」と言われたが、ダンブッラでの諸々の出来事で「どうせ嘘だろ」と疑心暗鬼になっている僕は無視。待った。
…30分待っても来ない。

これは本当にないのだと判断し、通常のバスに乗った。結局は峠越えもなかったので平気だった。チケット係のお兄さん、ごめんね。

ダンブッラからコロンボのバスでは、ものを売るお兄さんに加え、歌を歌うお兄さんも2人ほど乗ってきた。信号で止まると、大きなステレオを肩に乗せてバスに乗り込んできて、運転席近くの通路にステレオを置き、曲を流してカラオケする。歌い終わると、歌が上手いと思った人からお金をもらえる仕組みだ。あまり上手いとも思えず、窓の外を眺めてじっとしていた。

また、スリランカの長距離のローカルバスは、たまにトイレ休憩を入れてくれる。トイレと簡素な売店の備え付けられた、簡易なサービスエリアのようなところに止まってくれる。コロンボからハットンへ向かった時は怖くて外に出なかったが、今回は出てみた。特に出発時間とかも言ってくれなかった気がするが、乗客はどうやって把握しているのだろう。トイレだけしてサッと戻った。

コロンボに帰ってきた。旅行が終わりに近付きつつあることを実感し、寂しさを覚えてくる。

コロンボのCrossFitジム

日本でCrossFitというスポーツを楽しんでいるのだが、コロンボにもCrossFitジムがあるということで、予約して向かった。

CrossFit Ceylonの内部

フレンドリーなコーチに安心しながら、スリランカのCrossFitterはどんな様子か、楽しみに待った。日本でもCrossFitジムにいる人は街なかでなかなか見かけないような大きな身体つきの人が多いが、スリランカでも一緒だった。ストイックに鍛え、重量感のある身体を身につけたトレーニー達が入ってきた。

スリランカの気候でエアコンもなくワークアウトをして干からびそうな気持ちになったが、移動で疲れた身体には心地の良い刺激だった。

ワークアウト後に作ってもらった電解水ソーダとプロテインも美味しく、整った気持ちでコロンボの夜を迎えた。(8)に続く。


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