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無職だけど、未来は明るい。
先日金曜日、ついに最終出勤日を迎えた。
週始めから、得意先に最後の挨拶まわり。自分自身は、正直あまり人と話すことは得意ではなく営業とか外回りとかには苦手意識があった。
だが得意先は素敵な方ばかりで、私自身も心から役に立ちたいと思っていた、思い入れのあるお客様ばかりだ。
どのお客様も(どこまで本心かは分からないが)私の退職を残念がって下さるとともに、感謝と激励のお言葉をいただいた。中には贈り物までご用意してくれた方までいらっしゃり、これには本当に感激した。
私では力不足なのでは…そう不安に思いながら、分からないなりにも必死にやってきた。その思いは伝わっていた、認めてくださっていたのだ。頑張ってきて良かったと、心から思った。
加えて今後ももっとお客様の役に立ちたかったという思いも湧いてくる。自分の意思で退職を決めたものの、こうやって良くしていただくとやはり名残惜しさもある。良いお客様に恵まれた。ありがとうございました。
最終日は大掃除をして荷物をまとめ、社内でも最後の挨拶まわり。
「存在自体に励まされてました」
「いつも気にかけていただきありがとうございました」
なんて言ってくれる人。
「この仕事はあなたがいなければ出来なかった」
というお褒めの言葉。
中には餞別の品にメッセージを添えてくれる人もいて、こちらも感激だった(まさかの涙する子までいてビックリ)。
年下のスタッフも多かったが、みんな自分のやりたいことをちゃんと持っていて、若さも才能もあって、私が持っていないものをたくさん持っていてみんな眩しかった。同僚はそんな素敵な人ばかりでみんな大好き。それは本当に心残りである。
不満も辛いこともあったが、学ぶこともあった。やりがいも楽しいこともあった。だけどやっぱり会社はおかしかったと思う。
だから後悔は無い。今は清々しい気分だ。
せっかく決断したんだ、後悔してなるものか。
先のことは決まっていないけど、今は不安以上にワクワクした気分だ。自分のやりたいことを見つけられる。それを追求して仕事にして生きていける。根拠はないけど、きっと上手くいく、そんな気がする。
自分ではどうにもできない会社の闇からは解放された。これから先は、自分の意思と力で変えていける。あきらめずに、何回失敗しても上手くいくまでやり続けてみせる。
なんだってやれる気がする。未来は明るい。
やってやるぞ。