最強の助っ人プロ人材と共に行ったスクラム導入の話|PROBASE アドベントカレンダー DAY6| 兵頭辰弥
こんにちは!
PROBASEチームでエンジニアをしている“D”こと兵頭です。
アドベントカレンダー6日目は、「最強の助っ人プロ人材と共に行ったスクラム導入の話」をしたいと思います。
自己紹介
エンジニア歴は6年目になります。
情報工学系の大学を卒業後、2社のWeb企業で開発を経験し、2021年7月にサーキュレーションにジョインしました。今まで6つの新規事業の開発と、月間20億ほどのアクセスがある老舗サービスの開発/運用に関わってきました。
スクラムを導入しようと思った背景
私がジョインした当時は、エンジニア同士の意思疎通が上手く取れていなかったり、開発タスクが抽象的でなかなか思うように開発が進まないこともありました。
PROBASEは、副業/フリーランス人材活用というまだ市場が立ち上がりきっていない領域でサービス展開をしています。そのため不確定要素が多い中でどれだけ早くユーザーの声をプロダクトに反映できるかが大切になってきます。
何か解決方法を探さなくては。と考えていた中で、過去に外部のスクラムコーチを招いて本格的にスクラム導入を行った経験を思い出し、「スクラムを導入しよう!」と声を上げたのです。
試行錯誤の日々
私はスクラム開発の経験があるとはいえ、1からチームに導入した経験はありません。
最初は、過去に外部コーチから教えてもらったことを思い出しながらの試行錯誤の日々でした。
まずはスクラムとはなんなのか?今までと何が違うのか?について、スライドにまとめてチームの前で発表することから始めました。紙飛行機を飛ばして(スクラムを体感する有名なワークショップです)スクラムとはどういうものかメンバーに体感してもらったりもしました。
自分なりに色々試行錯誤しましたが、「どれくらい導入にかかるのか?」「今の開発を止めたくない」「別のやり方の方がチームにあっているのではないか」という声もあり、すぐには踏み出せないでいました。
最強の助っ人「プロ人材」の参画
そんな中状況を変えてくれたのが、プロ人材のFさんです。
コーチとして我々のチームに業務委託で入ってくださり、スクラム導入支援をいただくことになりました。Fさんはスクラムの資格もお持ちで、多数の企業へご支援経験のある最強のプロ人材です。
最初に行ったのは全てのタスクの詳細化です。
「何をやりたいのか」「なぜやるのか」「どう実現するか」まで詳細化し、優先度をつけ、ストーリーポイントを見積もります。振り返りの項目も決定し、スプリント1がスタートしました。
この段階に進むまで、わずか数日間。
プロ人材は、多くのチームがスクラム導入時に我々のように変化に慎重になりがちなことをご存じだったのです。そんな他社の事例も我々に伝えてくれたので、今まで試行錯誤していた日々が嘘のように、一気に進化を遂げることができました。
私がFさんとプロジェクトを進める中で心に残っているのは、「失敗しやすい方が気づきが多い」という言葉です。慎重になることももちろん大事ですが、スクラムの価値基準としてもあるように、まずは変わるための「勇気」を持つことが重要だということを学びました。
勇気を持って不確定要素にぶつかってみる。そしてそれについて振り返りをして、改善のアクションをする。プロダクト開発でもチームの改善でも行動→振り返りという改善のサイクルを適切に回していくことが重要なのです。やってみないと気づけないことも沢山あります。
スクラム導入してよかったこと
チームワークが生まれた
スクラム開発を初めてからタスク管理をエクセルからGithub Project(カンバン形式)に移行しました。
そうすることで誰がどのタスクをやっているのか、どの程度進んでいるのかわかるようになりました。
さらに、手が空いた人が進んでいない人をサポートするなどの動きが出てきて、チームとしてスプリントを達成していこうという意識が生まれました。
最適な計画が立てられるようになった
「何を実現したいのか」「なぜこれが必要なのか」「どうやって実現するのか」まで詳細化することで、タスクの意味が明確に伝わり、抜け漏れや認識齟齬を防げるようになりました。
さらにタスクに優先度を適切につけることができるようになったことで、プロダクト成長のために最適な計画も立てられるようになりました。
メンバーが主体的に課題解決を行えるようになった
スクラムイベントの中だけでなく、日常的にプロダクトの目標を達成していくためには何をしなければいけないかや、うまく進めていくためにはチームはどうするべきかよく話すようになりました。
メンバー全員が当事者意識を持つようになり、チームやプロダクトの課題に対してチーム全体を巻き込みながら主体的に解決に動ける様になりました。
俺たちの戦いはこれからだ
こうして我々はスクラムを導入して「いいチーム」になってきたわけですが、当然スクラムは手段であり導入はゴールではありません。また、スクラムの熟練度にもレベルがあり、まだまだ私たちは道半ばです。
スクラムはプロダクトだけでなくチームが成長していくことも組み込まれたフレームワークです。今後も私たちは正しくプロダクトを成長させていくために「いいチーム」から「強いチーム」へ進化していきます!
そしてこんな私たちと一緒に成長し、プロダクトを磨いていく仲間も募集しています。
そしてそして、チームやプロダクトの成長に行き詰まっている方、
私たちのチームのようにプロ人材を活用して成長を加速させませんか?
新しい世界のために成長していきましょう!
次回は特別ゲスト、マーケティングチームからバネさんこと赤羽さんに登場してもらいます!
お楽しみに!