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オフィス内装業からFLEXYへ、見えた現実と掲げる理想|FLEXYキャリア入社者インタビュー


FLEXY部の独自文化醸成

ハイクラスの業務委託エンジニアと企業の経営課題をプロジェクト化し解決するサービスを提供している「FLEXY」。
2016年からサービスを提供開始してから、所属メンバーは現在約80名の組織となっています。

そんなFLEXYの組織文化醸成に貢献しているのが、FLEXY One 通称 「FOne(エフワン)」チームです。
・ITフリーランスマーケット業界No.1を目指す
・FLEXYメンバー全員は、いつどんなときも一緒である(繋がっている)
2つの意味を込めて、「FOne」と名付けられました。

FLEXYnote第1弾の前編では、FOne誕生秘話と現在の取り組みについて、
後編では、組織醸成への想いとFLEXYが創造したい未来について、各メンバーにインタビューを実施しました。

【FLEXY部独自の組織醸成チーム“FOne”って何?MVGやMVPを生み出す「チーム力」の仕掛けとは|前編】
【FLEXY部独自の組織醸成チーム“FOne”って何?MVGやMVPを生み出す「チーム力」の仕掛けとは|後編】

今回は、2021年にキャリア採用として入社し、FLEXYのコンサルタントとして活躍されている伊佐 拓真さんにインタビューを実施しました。

お客様に日々IT人材活用を提案をされている中で感じる難しさや、普段はあまり多くを語らない伊佐さんのアツい想いも感じられる内容になっております。ぜひご一読ください。

伊佐 拓真(いさ たくま)/あだ名:いっさ 
駒澤大学卒業後、オフィス内装の会社に入社。オフィスのトータルコーディネートと施工サポートの仕事を経験し、2021年10月にサーキュレーションに転職。現在FLEXYコンサルタントとしてIT業界を中心に様々な分野のお客様を担当。元サッカー部で趣味はフットサル。

幅広い提案がしたい。意気込みと共にFLEXYへ

ーー本日はよろしくお願いします!まずはいっささんがFLEXYへ転職した背景を教えてください!

いっさ:
よろしくお願いします!転職したのはFLEXYを含めプロシェアリングという事業で解決できる課題の幅広さに惹かれたからです。
前職ではオフィス内装のコーディネートを主に担当していたんですが、ある程度仲の良いお客様だと仕事をする上で内装以外の悩み事を聞く機会もあったりするんです。ただ自分を信用して悩みをと話してくれたお客様に、自分が提供できるのはどれだけ頑張ってもオフィスの利便性と居心地だけでした。

そんなもどかしい思いを抱えている時にプロシェアリングとFLEXYに出会って、このサービスなら「目の前のお客様のどんな困りごとにも応えることができるんじゃないか」と感じたのが転職の決め手でした。

ーーなるほど。確かにあらゆる領域のプロと一緒に企業の課題解決をお手伝いできるという点で、お客様への提案の幅と可能性の広がりはプロシェアリングの大きな魅力ですよね。

いっさ:
前職時代からDX関連の相談を頂くことは多かったので、FLEXY配属となった時にこれまで出会ったお客様のような非IT系企業に対し、自分がIT化やDXを推進していくんだと意気込んでいたんです。
ただいざ入社してみると、非IT系企業へのDX提案どころか、ITプロダクトを持っていて明確にエンジニアを必要としているIT業界のお客様にすら上手く提案ができず、当然自身の成果も満足に出せませんでした。

ーー前職と全く違う業界に飛び込むことの大変さもかなりあったんじゃないですか?

いっさ:
はい、お客様と対等に話せるだけの知識がないという点でまずは躓きました。FLEXYに配属されるまでIT分野に全く触れる機会がなかったので、成果を出すためにはとにかく知識をつけるしかないと、当時若手メンバーを中心に取り組んでいた早朝勉強会にも参加しました。

仲間と共に勉強することで徐々にIT知識は身に付いてきましたが、それだけではなかなか成果を出せず、お客様の困りごとに対して解決の提案ができるはずなのに契約に繋がらない、という前職とは違う形のもどかしさと情けなさを感じる日々でした。

成果を出すことへの意地とコンサルタントとしての成長

ーー入社時の想いとは裏腹に、思うようにお客様の支援ができないという状況から、月間MVP(※)の受賞や現在のご活躍に至るまで、いっささんにどのような変化があったんでしょうか?

※「月間MVP」とは、
毎月全コンサルタントの中から自身の売上目標に対して、最も達成率が高かった1名を表彰する制度。

いっさ:
抽象的な表現ですけど、目標に対して意地を張れたことですかね。
自分より入社年次の若い人達に負けてられないという気持ちや、目標への未達が続いている状況への焦りもあったんですが、何よりアポイントの時間をくれたお客様に価値提供できていないという状況が一番辛かったです。
とにかくお客様が今欲しいものは何かということだけ考えて、意地でもお客様のための支援に繋げるという気概で仕事をしていました。

ーーそうだったんですね。いつも温和な印象のいっささんから「意地」という言葉が出てくるのが意外でした。

いっさ:
意外と負けず嫌いだったりします(笑)
あとは前職での想いから、どこかで社内の仕組み自体を改善したいと価値提供の形を気にしていた節があったんですけど、そういった自分のエゴは一旦端に置いてどんな形であれお客様に価値を届けることが第一優先だ、と頭を切り替えられたことも大きかったかもしれないです。
そこからはとにかくFLEXYを利用してもらうために、何が必要かを考えるようになっていきましたね。

ーー気持ちと思考を切り替えて仕事に向き合った結果、コンサルタントとして意識するようになったことはありますか?

いっさ:
一番はお客様が理想とする人材と、現実的に考えた時に本当に必要な人材とのギャップを埋めていくことを意識しています。お客様から採用したいとご相談頂いた人物像や条件面が、採用市場を鑑みた時に現実的に難しいと判断したならば、率直に伝えて一緒にペルソナから再設定していきます。
要件の優先順位付けや条件の見直しをしながら、今後直面する課題を解決できて現実的に紹介できる人材の解像度をあげていくイメージですね。

その過程でFLEXYからはこういった提案ができると明確に伝え、一緒に打開策を探っていく共同作業ができるようになってから、初めて御用聞きではなくコンサルティング営業としてお客様に寄り添うことができる様になったと感じています。
結果的にITや人材市場に関しての勉強したからできたアウトプットでもあるので、入社当初からの努力が報われたとも言えますね。

ーー継続してきたインプットと、いっささんの考えるお客様への寄り添い方が成果に繋がっているということですね。素敵です。

始まった他部署連携、ぶつかった業界の壁

ーーいっささんがコンサルタントとして実績を伸ばし始めた頃、クロスセル営業(※)がより活発になって、これまで提案の機会があまり多くなかったIT業界以外のお客様とも接点がかなり増えましたよね?

※クロスセル営業とは
当社のサービスである、経営人材の提案を行うプロシェアリング・コンサルティングとIT人材の提案を行うFLEXYのどちらか一方のみを活用して頂いているお客様に対し、両方のサービスからコンサルタントがサポートし2名体制で提案・支援活動を行うこと。

いっさ:
はい。ようやくDXやIT化の仕組みづくりなど、入社当初の想いを形にできるチャンスが来たと思いつつ、やはり一筋縄では行かなかったです。

IT企業のお客様は基本的に社内にエンジニアやデザイナーが在籍していることが当たり前で、外部人材の活用にも慣れているケースが多かったのですが、新たにお会いする製造業やサービス業のお客様では業務委託の活用自体が初めてということも多かったです。なので今まで通りの提案では上手くいかず、試行錯誤が必要でした。

ーー思ったより業界の壁は厚かったと。今もその壁を壊すための提案活動を続ける中で、どんなことを意識して取り組んでいますか?

いっさ:
簡単に言うと「人材」の提案ではなく「人材+プロジェクト」として提案することを強く意識していて、いかにIT人材を業務委託で活用してもらうイメージを具体的に持ってもらえるかという部分に重きをおいています。

どちらかというとこれまでは、IT人材のスキルやご経験などにフォーカスして提案活動をしていたところから、プロジェクトとしてどういった体制で、どんな流れで進んでいくか、その結果どのような成果が得られるのか、という観点でお話をする機会が増えましたね。

ーー具体的にはどのような提案活動をされているんでしょうか?

いっさ:
今思えば当たり前のことですが、打ち合わせの前に企業分析を行い、お客様の困りごとを仮説立てています。その上で解決できそうな過去の事例を見つけ、資料としてまとめるという準備を徹底するようになりました。

近い業界や業種の他社事例を資料ベースでお話ししながら、「御社の場合であれば」とより自社でのIT人材活用イメージを想起して頂けるようにFLEXYの紹介を続けることで、より具体的な提案の機会を頂けることも増えました。その結果いくつかご支援の事例を自分でも創ることができました。

ーーその中で印象的なご支援はありますか?

いっさ:
製造業のお客様にITセキュリティ強化のプロジェクトでご支援ができた事例は印象的ですね。仮説を元に情報セキュリティのテーマでお話させて頂いた時に、実際に従業員への教育制度やガバナンス体制が整っておらずインシデントが発生しているというご相談を頂きました。

そこから社員向けのセキュリティ教育を軸に提案を重ねた結果、教育と社内浸透施策の設計からその後のセキュリティツールや仕組みの運用体制構築までを一気通貫でプロジェクトとしてご支援できた事例です。
自分が入社当初に描いていたFLEXYの介在価値が発揮できた気がしてとても嬉しかったのを覚えています。

まだまだ自分自身コンサルタントとしては未熟で課題も多いのですが、資料作成や説明の簡潔さなど常にブラッシュアップしていけると思っています。どの業界やどんな企業でもIT人材の活用は必要であると確信しているので、これからもお客様に寄り添う提案力を磨いて、自分の想いを乗せられるご支援を増やしていきたいです!

プロシェアリング/FLEXYの価値を最大限引き出せるコンサルタントに

ーー今後、いっささんはどのようなFLEXYコンサルタントになっていきたいと考えていますか?

いっさ:
お客様の採用の多くを任せて頂けるようなコンサルタントになっていきたいです。まずはお客様にFLEXYを利用してもらいながら中長期的なお付き合いをさせて頂くことで、IT人材のことなら一旦伊佐に相談してみようと思ってもらえる関係性を創っていきたいと考えています。

そこからさらに高い理想を言えば、ITだけでなく幅広いビジネス領域でのご相談も頂ける信頼を得て、FLEXYに留まらずサーキュレーションとしてお客様の経営全体にお力添えできるパートナーになっていきたいです。

ーーなるほど!FLEXYやプロシェアリングをお客様の経営における選択肢としてより身近で当たり前のものにしていきたいですね。

いっさ:
そうですね。より経営に近い上流から実際に開発や施策運用の実行支援まで通貫でご支援ができる点がFLEXY含めプロシェアリングの魅力であり、企業の体制を仕組みから大きく変革していけると信じているので。
そのためにFLEXYとしてはもちろん、他部署のコンサルタントとも密に連携を取りながらプロシェアリングの最大価値をお客様に届けるための試行錯誤を常に続けていきます!

ーーこれからも理想を掲げてお客様の課題解決といっささんの想いが両立できるご支援を増やしていって欲しいです。本日はありがとうございました。


構成・文:FLEXY部  髙橋 貴祐
編集協力:FLEXY部 東 佳菜子、浅野 優奈

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