あたたかな夜の、ほんわか読書
連休前だからか、お仕事場では、みなさんバタバタと動き回っています。
私もバタバタとしているのですが、せわしなく頭を働かせながら、一方の頭の片隅では呑気に、なんだか小さい頃の家族旅行みたい、なんて考えていました。
まだ幼くて、旅行の準備を全て親がしてくれていた頃。
出掛ける日の朝、大人たちはせわしなく家中を動き回り、荷物を詰めたり、戸締りを確認したり。
楽しいことの前の、わくわくしながらも忙しい時間。
私は、あの時間がとても好きでした。
そんなことを、職場の人たちをみていて、思い出しました。
大きくなって、旅行の準備は自分でするようになってからも、大変なんだけれど、そわそわ、うきうきと心は踊っているあの感覚は、小さい頃のそれと同じで、好きな時間なんですよね。
最近は夜の寝る前、陸奥A子さんの漫画を読むことが多くなりました。
春夏は特に読みたくなる、A子さん。
特にお気に入りなのは、この2冊。
左は短編集なのですが、タイトルが素敵ですよね。
「 陽気なブルーカナリア 」というお話が特に大好き。とっても初々しくて、爽やかで、本当に可愛らしいお話なんです。
ハーパーの秘密は、私が初めて読んだ、A子さん作品。母が、きっと好きだと思う、と言って、くれたのです。
母に大感謝。
少しだけ大人なお話なのですが、絵柄はとってもキュートで、A子さんの全作品そうですが、お部屋も、お洋服も、風景も、細かいところまで、全部が本当に可愛い。
続編( 2巻 )もあるのですが、私はこちらが好きです。
A子さん作品を読むあたたかな夜は、幸福そのもの。
心がほんわか癒されてしまいます。
もっともっとまるい気持ちになりたいって時も、心がちくちくの日にも、とてもおすすめの本です。
みほ