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珈琲といっしょ

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珈琲にまつわるお話 たまにコーヒー愛を叫び過ぎている
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コーヒーの祭典 - TOKYO COFFEE FESTIVAL 2024秋 レポ

先週末 3度目の参戦となる、TOKYO COFFEE FESTIVAL 略してコーヒーフェスに行ってきた。 今回は、かつて恋人だった夫のバレンタインデー用にとコーヒー豆を購入したことがある、思い出深い「CURRY RICE COFFEE」が出店していたのだ。 数年ぶりに学生時代の友人と会うかのような心境で、数日前からわくわくドキドキ、胸が高鳴った。 出店している半数が海外ロースターだったように思う。 台湾、タイ、インド、ストックホルムなど幅広く、お陰でいつもは大行列になる

科学×珈琲 「虎へび珈琲」で新体験を

コーヒー好きな人に、このお店とっても美味しいんだよ!とお勧めしたい、とっておきのコーヒースタンドを見つけた。 それは、渋谷PARCOにある『虎へび珈琲』。 科学者だった焙煎士が創り出すコーヒーは、これまで飲んできたコーヒーとはひと味もふた味も違う、新しいコーヒーの扉を開いてくれる。 深煎りブレンド、浅煎りブレンド、ラテやスムージーの他に、「Aged blend」「Sake blend」など虎へびオリジナルのメニューがある。 どんな味わいですか?と聞いてみると、それぞれの豆

‎コーヒーの祭典 - TOKYO COFFEE FESTIVAL 2024春 レポ

先月末、TOKYO COFFEE FESTIVAL 略してコーヒーフェスに行ってきた。 去年の秋に続き、2度目の参戦! 今回もミニマグ付きの飲み比べセットを事前に予約し、普段なかなか行けないロースターのコーヒーを楽しんできた。 特に美味しかった2杯を、当日その場で残しておいた味の感想と共に振り返ってみる。 FUSHI COFFEE ROASTERSコロンビア ピンクブルボン ハニーアナエロビック 沖縄県 石垣島のロースター。 フルーティーで柔らかく、レモネードのような酸味

沖縄県のコーヒー農園で、贅沢な珈琲タイム

日本にもコーヒー農園があることをご存知だろうか。 数年前、百貨店内のとある珈琲店で「小笠原諸島で採れた国産コーヒー」が50g 5,000円程で限定発売されているのを見掛けたことで、日本にもコーヒー農園があることを知った。 日本でもコーヒーが採れる時代が来たのか!と心が弾んだのと同時に、飲んでみたいけれど流石に高いなあと手が出せなかった。 その後、テレビで沖縄のサッカークラブがコーヒー栽培に挑戦していることを知り、沖縄でもコーヒーって育つのか!と胸が熱くなった。 実は先週沖

自分好みのブレンドコーヒーを作ってみた

以前、コーヒーの手編み焙煎をした珈琲屋のワークショップで、今回は自分好みのブレンド作りに挑戦した。 コーヒーの深みにどんどんハマってから、シングルオリジンやストレートのコーヒーを好んで飲むようになり、ブレンドされたコーヒーはあまり飲まなくなっていた。 自宅でコーヒー豆を複数開封すると、たまに飲みきれない間に味が悪くなってしまったり、味に飽きてしまうことがある。 そんな時、自分でコーヒーを美味しくブレンドできたら最後まで楽しめるかな?と思ったことが、今回のワークショップに参加

新年だし!幻のコーヒーで運気上げとこ

幻のコーヒーと呼ばれ、最高級コーヒーに挙げられる『コピルアク』。 コーヒー愛に拍車がかかっていくに連れ、気になる存在ではあるものの、なかなか出会えずにいたコピルアク。 地元に帰省し立ち寄った珈琲店で、なんと!100g 3,980円で並んでいるのを見付けた。 なかなか良いお値段するなあ…まあ、新年だし!いっか!と、購入してみた。 衛生面が気になる方も多いのではないだろうか。 わたしもその1人だったため、調べてみた。 検疫通過に加えて加熱殺菌もしていると知ると、安心して挑戦で

名曲喫茶で浪漫飛行

「名曲喫茶」ときくと、どのような印象を抱くだろう。 わたしは「荘厳」「会話禁止」「煙草」など、敷居の高い大人空間のイメージが強くあった。 数年前、読書家でシティボーイな上司に『僕たちの居場所論』という本をオススメされ読み進めていく中で、渋谷のディープ地帯・百軒店にある「名曲喫茶ライオン」を知り、仕事終わりによく足を運ぶようになった。  名曲喫茶ライオンは、会話禁止である。 ひとりで行きたい喫茶店 第1位(浅煎の中で)。 店内は禁煙だが、長年の煙草の香りが染み付いており、創

コーヒーの祭典 - TOKYO COFFEE FESTIVAL2023レポ

先週末 4年ぶりの開催となった、TOKYO COFFEE FESTIVALに初めて行ってきた。 各地から50店舗ものコーヒーショップが出店しており、コーヒーの香りと、ドリップする音、コーヒー好きが集結している活気と熱気に、高揚感が高まっていく。 ミニマグ付きの飲み比べセットを事前予約し、5杯分の飲み比べができた。 夫とシェアしながら、コーヒー以外のドリンクも飲んでみた。 当日その場で残しておいた味の感想と共に、飲んだ5杯を振り返ってみる。 Pharos Coffee コ

コーヒーの焙煎に挑戦してみた

去る10月1日はコーヒーの日。 ホットコーヒーが美味しい季節の到来である! コーヒーの日の由来について、ネットで調べてみると、全日本コーヒー協会が制定した記念日とのこと。 コーヒー豆の定期便でいつもお世話になっている珈琲屋の店主によると、収穫量が世界1位であるブラジルコーヒーの収穫年度が切り替わる日から来ているのだそう。 ブラジルのニュークロップも、そろそろかしら。 先日、前述の珈琲屋のワークショップで、コーヒー豆の手網焙煎を体験してきた。 コーヒー好きが高じて自分で焙煎

ニュークロップ珈琲のすゝめ

わたしは「浅煎らて」と名乗っている通り、浅煎りのカフェラテが好きだ。 自宅ではハンドドリップでコーヒーを飲む分、外に出るとエスプレッソマシーンでないと作れないラテメニューをつい頼んでしまう。 いま一番好みのカフェラテを楽しませてくれるお店は、渋谷区の「MURRMA COFFEE STOP (ムルマコーヒーストップ)」。 浅煎りの自家焙煎コーヒー豆を扱っていて、その日イチオシの豆で淹れてくれる。 お店の前を通ると、焙煎の心地よい香りと多肉植物たちに引き寄せられ、つい足を留めた

ジョージアの新CMがエモい

テレビを観ていると、コーヒー好きの心を擽り、これまでのコーヒー時間に思いを巡らせたくなる、何とも"エモい"CMが目に留まった。 ジョージアといえば「眠気覚ましに!」「缶コーヒー!」「働く男性!」という印象が強く、 気分転換にコーヒーを飲みたい、缶コーヒーの後味が苦手な、女性のわたしは、正直なところジョージアをあまり飲んだことが無かった。 けれど、上記のCMを観て「ペットボトルもあるの?」「日常に溶け込んでるなあ」「ブラック以外も有るのね」「ロゴがお洒落になってる!」と親し

アイスコーヒーの略称。アイコとレイコと。

アイスコーヒーには「アイス」「アイコ」「レイコ」と、略称がいくつかある。 数年前、喫茶店で「レイコ!」とアイスコーヒーを注文している方に遭遇した。 ん?レイコさんを呼んだの?と暫くちんぷんかんぷんだったけれど、ああ、アイスコーヒーかな。冷コかあ!とクイズの答えが分かった気分になった。 「アイコ」はトマトと混同しちゃうよなと思っている。 皆さんはアイスコーヒーを何と呼んでいますか? 関東は連日猛暑日が続いている。 コンガリと焼けてしまいそうなトがった日射しと、ジワッと蒸し

コーヒーのお供に、甘味はいかが?

コーヒーを飲むとき  ―とりわけ深煎りのコーヒーを飲むときは、甘いものを一緒に食べる。 食べて飲んでホッと一息つくと、心身の疲労がフワッと和らぐ。 わたしのコーヒータイムの良き相棒で、そのお店に寄るとつい買ってしまう、お気に入りの甘味について語ってみる。 ①無印良品 ピーナッツチョコ 出産してから「チョコを食べないとやってらんない!」とほぼ毎日チョコを食べている。 体力も気力もギリギリでいつも生きているため、元気チャージだ。やむ無し。 市販チョコの中で何度も購入してい

街の憩いの喫茶店は、サイフォン率が高い

息子を保育園に預けた後、ずっと気になっていたけれど入店するのに少し勇気が必要な喫茶店に行ってみた。 レンガ調の壁紙に、大音量で流れるクラシック。 ブルーマウンテンの木樽と、その上に無造作に置かれた週刊誌。 広いカウンターには、サイフォンのフラスコがズラりと並んでいた。 初老のオジさまマスターが「いらっしゃいませ」と微笑みながら出迎えてくれた。 大学生の頃、初めてサイフォンでコーヒーを淹れる様子を見た時は、「お湯が上に行った!粉と混ざって次は下に行ったぞ?!不思議〜!」と