「つくる」と「つたえる」その意味
映画館紹介サイト『港町キネマ通り』にて『漁港口の映画館 シネマポスト』が取り上げられております。
長文にてご記載いただきました。
お時間お手すきの折にでも目を通されてみてください。
ある意味、自分史のようでもあり、気恥ずかしい点もありますが映画館を知っていただく機会として取材に向き合わせていただきました。
そうした意味合いでは、最近別件でもミニシアター紹介の書籍編集のイラストレーター&ライターの方も東京からご来訪いただいたりと、中央にも名前が徐々に届き始めているのかもしれないと感じている次第です。こちらも完成が楽しみです。
但し、映画館情報サイトで有名な映画.comや大手が運営される情報サイトにおける映画館の定義は席数や固定椅子であることといった格式もあり、取り上げられてもらう難しさを感じてもいます。
しかしながら、シネマポストは正規の申請からの消防法令通知書の受領、そして下関市からの興業場法の許認可を受け行政からの業種区分は映画館の認定となっております。その点は正々堂々と可能な限り良質な新作映画を届けていくべく使命を全うしていこうと決意の最中にあります。
映画館紹介サイト内でもお話ししました
「つくる」と「つたえる」
「つたえる」が軸にある映画上映における映画館運営と「つくる」を軸に映画や番組製作他、様々広報映像の制作事業の2本柱。私が立ち上げたcinepos(シネポス)の理念です。
今回は「つくる」観点から昨年の9月に下関生涯学習センターの大ホールで行われたクラシックコンサートについて、少し触れてみたいと思います。
というのも今月3月30日(土)14時からその時の公演模様がぴあライブストリームで配信があります。
当日は6台の舞台用カメラとメイキングを入れて4人の撮影班で臨みました。
受付班のコーディネートも担当しましたので、この公演についてはとても感慨深いものがあります。
本場イタリアでご活躍されているお二人の臨場感溢れる豪快かつ繊細な演奏と演奏直後のバックステージでのオンオフの表情も楽しめる約80分の内容となっています。編集他プロモーション映像も私の方で担当させていただきました。
こちらも多くの方にご視聴していただければ幸いです。
結局「つくる」の構造も私の理論にあるのは映像たる原理的な芯は映画の成り立ちを鑑みていることに尽きます。
くだいて述べると画に説得力が有るか無いかという事です。
説得力を解析すると、惹き込む力によりわかり易さとは異なる時間消費を問われない点とも言えるかもしれません。
この精度の追求が実は一番プロフェッショナルに拘るものだと考えます。
とは言え、題材や予算もある中でベターな選択を繰り返すことでの経験則を積上げていく…答えの無い世界であるのは確かに他なりません。
【漁港口の映画館 シネマポスト 次回上映作品のご紹介】
『Here』
監督・脚本:バス・ドゥヴォス
撮影:グリム・ヴァンデケルクホフ
音楽:ブレヒト・アミール
音響:ボリス・デバッケレ
出演:シュテファン・ゴタ、リヨ・ゴン、サーディア・ベンタイブ、テオドール・コルバン、セドリック・ルヴエゾ
2023/ベルギー/オランダ語・フランス語・ルーマニア語・中国語/83分/DCP(16mm撮影)/カラー/スタンダード(1.33:1)/G/日本語字幕:手束紀子/配給:サニーフィルム
©Quetzalcoatl
いま最も繊細で美しく、最も心震わせる映像を紡ぐベルギーのバス・ドゥヴォス。今回シネマポストで上映される作品『Here』はベルリンが熱狂、最高傑作とされる作品が待望の日本公開となります!どうぞご期待ください。