イニシエーション・ラブ(2015)
018-イニシエーション・ラブ(2015)
①【観たきっかけ】
あまり邦画は面白発掘できる機会が少ない中、
友人何人かに聞いていた中でオススメされた作品。
アイドルが主演の映画なんて結構みるの久々かもーと思いながら観賞。
②【作品情報】
キャッチコピーは「最後の5分全てが覆る。あなたは必ず2回観る」。
そう言われると予測しながらみるのがクセづいてる自分としては
結構ハードルあがってみてしまう節があったのですが…
モテない理系男子学生がひょんなことから参加した合コンで
気になった娘とふとしたコトから電話番号交換。
奥手ながらもデートを重ねていくが、
内定をもらった会社で転勤が決まり、遠距離恋愛をすることになり…
監督は堤幸彦でさすがの演出。
80年代バブル期なので、カセットのようなAB面展開に合わせ、
当時のJpopをふんだんに使い、
ガラケーすらない当時の世界観に引っ張ってくれます。
③【私見】
※ネタバレあり
邦画にしては最後まで楽しめた映画だった気がします!
さすがに2度観るまではいかなかったですがw
なんとなく、仕掛けは予想付きながらも結構終盤まで確信は持てなかったため。
あまりにもABで主人公のキャラが違いすぎる点や
前田のあっちゃんが服のシミを気にしてる時期、
時折出てくるタイムラインと言動のズレが徐々に増えてきて、
一瞬タイムスリップもの?
とまで思ったんですが、終盤に近づくに連れ、
これ別人では?と気づきました。
結構ドンデン返し系の作品は好きで色々発掘しようと試みるんですが、
結構オカルトとか無理のあるオチだと
それはそれで冷めてしまうこともあるので、
現実的な路線に着地したのは良かったです。
ただなんか全体的に薄めの感じもしていて、
構成のトリックや演出といった表面だけでなく、
もう少し話自体の緩急とか心理描写が丁寧だったりとか、
もっとストーリーの本質的なところがシッカリしてると
よりグッときたのになーと思ったり。
#シネクス発掘度5/10
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