BARの値段について考えてみる
どうも、「映画BAR ローマの休日」というBARを経営してるとっきーです。
さて、今日はタイトル通りBARの値段についてです。
多くの方には「BAR=高い」というイメージがあるかと思いますが、概ねそれは当たっています。
高い理由としては、
●BARのドリンクは他の飲食店のドリンクと比較して原価が高い(店にもよるけど)
●お客様の回転率が悪い
●そもそもBARに行く人の絶対数が少ないので1人あたりの単価を上げないと成り立たない
などの理由がありますが、あえて言うなら、私はBARはある程度高くなきゃいかんと思っています。
してその心はと言いますと、BARというのはただ単にお酒を飲む場所ではなく、マスターや隣のお客様との触れ合いを通じ、楽しさや安らぎなどの体験を得る場所だからです。
そしてそれはある程度お店の治安が良い方が素晴らしい体験ができます。
ではどうすれば治安が良くなるか。
”値段を高くする”
これなんです!
これは全ての店舗型接客業に通じると思っていますが、本当に値段が安ければ安いほどマナーやモラルの低いお客様が多くなります。
百均やコンビニと高級ブランドショップ、はたまた大衆居酒屋と高級割烹料理屋、どちらがマナーの悪いお客が多いかは言わずもがなですよね。
つまり、言葉を選ばずに言えば、値段を高く設定することでマナーが悪かったりルールを守らない人をお店に入れないようにし、店内の治安を良くすることで、お客様がよりストレスなく楽しめるようにしているわけです。
BARが居心地よかったり、落ち着いて飲めるのはそういった理由もあると私は思っています。
もちろん色々なBARがあり、地域事情やターゲットとなるお客様の性別や年齢層にも差があるので一概には言えませんし、安いBARを否定している訳でもありません。
要はオーナーがどういったBARを経営したいかということ。
僕はある程度値段を高くして良いお客様を増やしたいと思うタイプです。
もちろん、単に値段だけ高くてしょぼいお酒と酷いサービスを提供するような店は論外です。そんなのはただのぼったくりバーです。
付加価値をつけた上、高めの値段で商品と良いサービスを提供し、お客様は満足してまた来て下さる。接客するスタッフの側もストレスなく働ける。これが最高じゃないですか。
ちょっといやらしい話だったかもしれませんが、このような考え方を持ってるBARオーナーさんは少なくないみたいですよ。
それではまた。