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松村北斗という沼。

昨今、巷で騒がれている俳優がいる。

そう、STARTO ENTERTAINMENT社のアイドルグループ、SixTONESに所属する、松村北斗である。

坂元裕二脚本、塚原あゆ子監督作品である「ファーストキス」に松たか子さんと出演しており、公開からわずか。かなり世間をざわつかせている1人。

私ももっぱら彼の魅力にどっぷりと浸かってはや数年。

変わらない熱量で、いや、むしろ年々その熱量に拍車がかかる勢いで彼を推し続けている。

思うに、彼の魅力は整いに整い切った顔面はさることながら、それ以上に魅力的な点があるんだ!と持論を掲げているので、これをなんとか世に知らしめたい一心で今日は寄稿します。(?)

彼の1番の魅力、それは、人間味溢れる、親近感を感じさせるその中身にあるんです。

ぱっと見の端正な見た目からは想像できないような、どこか斜に構えたような独自の視点と、その感性。


バラエティ番組や、メンバーとのコミュニケーションの様子を見ると如実に感じられるのだが、どこか人間臭い、親しみやすさが彼には存在する。

簡単にプロフィールを洗ってみると、彼の生まれは静岡県の島田市と言う町。

小さい頃から空手の稽古に通い詰め、力をつけていきながらも、ある日テレビに映る山下智久を見て、「アイドルになりたい」と願った彼は、自ら何度も履歴書を書いては事務所に送り続ける。

「坊主になったらアイドルにはなれない」

なぜだか子供ながらに勝手にそう思い込んだ子供時代の彼。

空手を習う他の生徒が坊主にしているのを眺めては、
「あ、この子達はアイドルになれないんだな」なんて思いながら、山下智久に憧れ髪の毛を長く伸ばし、アイドルになることを夢に見る。

彼曰く、「郵便システムが整っていることを理解していなかった」と言い、送った履歴書が届いてないのではないかと、なんと自ら3回も履歴書を出し、見事3度目にして事務所へ合格。

その純粋さと、諦めない粘り強さによって、俳優、アイドルの松村北斗は誕生したのだ。

当時の松村北斗、あっぱれ。
大感謝。


グループ結成までの道のりや、グループ結成後の道のりも語りたいところではあるが、本日は割愛。

ただ、先日のキネマ旬報主演男優賞のスピーチの一文を借りると、「どこか人生を賭けて一生を共にするという思いのもと集まっている」この一言こそ彼のグループに対する想いで、これが全てを物語っているように思う。

彼に限らずだが、SixTONESが互いのメンバーに対して抱く友情、愛、安心感、信頼といった、対人同士における関係性は、同じ人間としては理想的な関係性であるなと感じることが多く、どこか憧れを抱くようなものなので、この世の全人類に是非彼らのYouTubeを見ていただきたいと思う所存です。(突然の宣伝)

https://youtu.be/VGbdKZewQ3U?si=AQ6N8BVtvBfB_P4g

話を戻すと、メンバーとの交流でも垣間見えるが、彼の魅力はその人間らしさ。


大人になって、社会人として生きていく中で度々耳にする、いかに効率良く生きるか、であったり、いかに自己成長を遂げられるか、そんなテーマがこの世には存在する。


ただのイチ会社員として生きている立場ではあるものの、こう言った、機械的に生きることにNoを唱えたい!と日々考えている私。


コンテンツを享受し、享受したものに対して感受性を働かせて、あれこれ頭で考えた内容を人と分かち合い、日々の活動の糧にする。

人でもモノでもなんでもいい。
何かを思いっきり愛すること。
それを誰かと、意味もなく時間を忘れるほどに語り合ってみる。

これこそあるべき人間の姿ではないかと考えているタイプで。

これを踏まえると、松村北斗という人間は、自分の好きな趣味やコンテンツをこれまでかなり摂取してきたタイプの人間で、私はとても親近感を覚えています。

小説や、映画、TEAM NACS、美術を好きなものとしてよく挙げている彼は、いわばオタクの熱量で、かなりの愛をそれらに注いできたんだなと、メディアのインタビューを目にして思います。


どうしたって私は一般人なので素人目線での視点になってはしまうのですが、役者とは、誰かの人生を追体験して、表現すること。

この「表現すること」とは、この世に存在するありとあらゆる様々な物語を自分の中に蓄え、自分の感性でその物語を捉え直し、それらを自分の中で整えて、外に表現すること、そんなことなのではないかと思うのです。


これを踏まえると、たくさんのコンテンツを愛して、自分の中に取り込んできた人間らしい松村北斗。

そりゃあ立派な俳優になるわけなんですよね〜

なんて、昨今のファーストキスの反響を目にして、勝手に鼻高々になるオタクでした。


これからも彼を応援したい。

そして、彼の表現についていけるよう、私もたくさんの、自分の愛を注げるコンテンツを摂取したいなと思う今日この頃でした。

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