なぜ若手は「今の会社では成長できない」と言うのか?
▼結論
私の結論としては
【市場をみて自分のスキルを磨く・成長するー社内は正直関係ない】
と思っている。
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▼わたしのむかし話
1社目は外資コンサルの会社だった。私はITの軍隊要員。コンサルのコの字も知らない。コーディングもできない。なにも使えないダメすぎる、先輩の中でたらいまわしにされていた新卒だった。
"THE up or out"な時代だったのと、そういうカルチャーの会社でそだった。入社してPJTに配属されて、3か月くらいたったころに先輩はいう。
「で、おまえいつやめんの?」「で、おまえ何やれるようになるの?」と。
今考えたら、仕事できなすぎてリアルに退職しろっていう意味だったのかとおもうきがするのはスルーするとして(笑)、まだ純粋無垢すぎた私は「え、なんですと?何をやりたいか?ですと?」と考える。
PJTベースで仕事をするので、次にその先輩に会うことがあうことはわからない。次のPJTで全くやったことのない仕事に就くこともある。PMOしかしたことないのに、インフラチームにいったり、アプリケーション側の顧客要件定義のチームに行くかもしれないし。
アサインされたとて、だれも教えてくれるような感じではなく、基本「1週間で事業慣習・業界・役割は自分でキャッチアップして」ってほおりこまれる。教えてくれる人はほぼいない。聞けるような優しい感じの先輩も皆無(いや、いたがレア)。そんな会社だった。
(今、JTC的な企業も経験をしてきた身からすると)そんな戦場のような会社環境で、尊敬する先輩の言葉を今も大事にしていることがある。
「市場で自分が何ができるのかを常にみている」と。
その先輩は転職する意図ではなく、履歴書に何がかけるようになるのか、を意識して研鑽したり、仕事のプロフェッションを深めたり、社内でのプレゼンス(「これは●●さんに頼ろう」と思わせるレベル)を高めたりされていた。
その先輩は結果、20年ちかく当該会社に勤務したあと、大企業(事業会社)のCTOに以後なられた。全く違った業界だ。
▼自分の履歴書を毎年アップデートできているのか?=成長しつづけているのか?
別にこの先輩は”転職”をしようとおもって、履歴書を毎年更新していたわけではない。「自分の棚卸」を常にしながら次のステップをみていた。自立して。誰かの評価に左右されるわけじゃない。
そのヒントから、私は同様のことをしつつ、「転職エージェント」にほぼ会うことにした。別に転職の意向はない。「かりに、100万円給料アップ・次の上のポジション・面白そうな仕事」をしたい場合、「いまの自分の履歴書のある内容(経験とスキルセット)」と市場が求める人物像とのギャップを聞くようにしている。
むろん、エージェントの話は50%くらいにして聞かないといけない。わたしたちは所詮「仕入れ品」。売りやすいところに高く売るのがなんぼ。”私の意向をくみ取って親身に相談して案件(仕事)を提供・相談・案内してくれる人”ではない。※まれにマジでそういう人もいるが。
エージェントとの付き合い方はいったんおいといて、彼らのアドバイスも真実。どんなスキルセットや経験をつむとよいのか、を客観的に「市場での評価」としてみることができる。
そういうことをしながら「自分のキャリア」や「仕事人としての成長」を常に考えてきた。なので、会社で仕事している人からのフィードバックは重要だし、評価が良ければうれしい・悪ければ悲しいが、適切だろうなとおもうフィードバックについては真摯に耳を傾けて改善や伸びしろだとおもって受け止める。
フィードバック下手な評価者もいることと、”「組織にとってお前は役に立ったか、都合がよいか」というバイアスのもとの評価”なので、この良い・悪い評価も50%くらい話を聞くくらいの気持ちでいる。「あなたにとって都合がよかったね・よくなかったね」というところがあるから。
なので、多方面「先輩」「上司」「エージェント」など、自分の所属する組織からのフィードバックや育成は参考にする程度で、やはり大局的には「市場で自分はどうか」を見る力と癖をつけるのが一番”自己成長”につながると考えている。
「会社が教えてくれない」「先輩が教えてくれない」「優しすぎて、もっとフィードバックが欲しい」とかは、もうあんまりやってくれんのですよ管理職は。忙しい。言ったらいったでコンプラが云々。言い方もわからん。FBの仕方すらしらん。評価ってなんやんねん、って思いがら罰ゲーム管理職をやっている人が増幅していると思っている。
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▼昭和だろうが令和だろうが、だれも面倒みてくれん。コスパ・タイパがいいのは「自分の世話(キャリア形成なり仕事の在り方)は自分でつくる」が一番いい
そもそもなんだが、昭和とか令和だからーみたな話とかじゃなくて、
「会社からはお金をもらっているところ」です。
わたしたち従業員は「私はお金をもらう代わりに、会社の命令を聞いて仕事をする」のです。
「上記の意味の仕事・企業に所属する・勤める」という話は、昭和だろうが令和だろうが変わらない構造・関係性ですよね?(とおもってるが?)ちがった?
そういう構造と環境化でコスパ・タイパよくいきていくなら、
・会社がどうこういってるのは50%ノイズみたいなもんで(酷いw)
・自分で市場みて自分で仕事人になる術を身に着ける
・無駄な不安も時間も使わなくてよいかと。コスパ・タイパは一番よい
のでは?と昨今はより思っている(昔からそう思ってるけど)。
▼おすすめの本
↓いったん「転職って?」て理解しよう。もはや終身雇用とか一ミリも思ってないよね・・?って前提でおすすめしますが。
↓これは30代後半で出会った(気がする)が、近年で「仕事」「内省」「キャリア」考えるに一番良い本だった。