- 運営しているクリエイター
#おいしいコーヒーの入れ方
おいしいコーヒーの入れ方 Second season Ⅸ ありふれた祈り 村山由佳
待ち焦がれた最新刊が、最終巻で、四半世紀の恋が、ここに完結した。
私がおいコーに出会ったのは、高校生の時。図書室の司書教諭から、
「ほろほろの砂糖菓子のような」
といって勧められたのがきっかけだった。
寝ても覚めても恋愛ごとに飢えている JK には絶大なパワーワードだった。この推薦言葉は、その後、今日に至るまで、いや、今後もおいコーの表紙を見るたびに、私の「おいコーとは」を表す一言として刻