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フロイト(Freud,S.)さんのお話ー後編ー


皆さん、こんばんは。モモです^^

 毎週日曜日の夜にソーシャルワークに恋をしてともに旅する世界ー第3章ー

 先週から第3章突入ということで、ソーシャルワークの発展期を支えた人物に出会うを旅をスタートさせました。 

 夜なのでなんとなく、なるべく読んでいて「落ち着く・のんびり・なんだか安心・なんかちょっとだけ面白いかも」そんな気持ちになれるような旅物語にしていきたいと思っています^^なかなか実現できていませんが。

 初めての方はようこそ!
 たまにのぞいてくださる方、ありがとうございます^^

 今夜ものんびりと旅をしていきます。
 理想は「アナザースカイ」のような感じ。そしていつもの旅のアテンション♪

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・一応連載ですが、この話だけでも読んでいただけたら嬉しいです。
・眠い時が寝るとき♪そんなときは、「おやすみなさい^^」
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ざっくりあらすじ

 序章と第2章について、簡単に紹介するとこんな感じです!

序章:ソーシャルワークの源流地はイギリスの貧困対策
第2章:ソーシャルワークの中の一番基本となる解決手法ケースワークがアメリカ東海岸で誕生

 ここで一応、前回の旅のまとめ(おみやげ)を紹介します!

前回の旅のおみやげ_______________

 1人目の方のお名前は、S.フロイト。職業は、精神科医です。ソーシャルワークの対象となる人間の社会的な問題の原因を、人の内面(精神的な部分)に求めました。                           ________________________

    
    前回は、1人目の人物紹介として、S.フロイトを紹介しました。そして今週は、さぁ次の人!と思いましたが、一晩で終わってしまうのもなんとなく名残惜しいような気もしたので、精神分析を中心としたフロイトのソーシャルワークについてもう少しだけ詳細をお話ししようと思います。

 そしてそのまま、次の人物へのバトンタッチと言いますか、布石となるようにできればなーと思いました^^

 第3章は、ソーシャルワークのバトンを現代へとつないでいくリレーの旅になりそうです!


湿布を貼ってはいおわり!ではない?

 前回の旅で、フロイトは、病気を治療するイメージで社会問題を解決しようとした、それがを診断主義とか医学モデルとかいうんです。そーんな話をしていました。

 もう一回同じことを言いますが笑、病気を治療するという感覚ですね。社会問題が病院で治る?何とも不思議な感じがします。

流れとしては、
「検査・調査」⇒「診断」⇒「治療
となります。

 これを社会問題に当てはめると、生活者の問題を調査で見つけ出し、その問題に対して「貧困」という診断をします。

    そして、治療をするということになりますが、皆さん、ここでいう「治療」ってどんなものだと思いますか?身体の病気ではないので、絆創膏を張ったり消毒をしたり手術をしたりというわけではなさそうですね。

 ここでフロイトが考え出した「治療」が「精神分析理論」なんです。

精神分析理論・・・?

 さて、治療法の精神分析についてちょこっとお伝えしようと思いますが、多分ですね、皆さん眠くなります。とても分かりにくいんですね。分かりにくいことを分かりやすく伝えるのが私の役目だと思っているのですが、この旅の中で一番難しいかもしれません笑

 ちょっと辞書的にお伝えするとこんな感じです↓

 人間のこころにおける無意識の果たす役割を発見したが、主体の言葉や更衣、空間や夢などを用いて、無意識的意味を明らかにする方法を開発した。
 具体的には、自由連想、抵抗、転移、解釈など独自の概念と方法を用いて、被分析者が意識化していない欲動性の動因を洞察させ、症状からの解放を導いた。無意識の心的過程の理解や神経症の治療を科学的な立場から行おうとした画期的な理論とされる。
   引用『社会福祉用語辞典第9版』ミネルバ書房2013

 どうでしょう。皆さん。この分野に興味がある方でなければ読むのもちょっとしんどい説明です。とにかく、「人間の心に何かしらのアプローチをすること」こんな理解でいいと思います。

 ソーシャルワークにおける精神分析という方法でとにかく大事なのは、社会というよりも、個人のみ注目し、さらにその中でも精神的な部分、つまりこころを対象にしているということです。

 フロイトを批判するつもりはありませんが、分かりにくいうえに、こうなってくると、精神科のお医者さんの治療といった方がいいかもしれません。

 そうなってくると、社会問題を解決するソーシャルワークで精神分析理論だけを利用して解決するのにはやや無理があると、そうなってきます。


ソーシャルあってのソーシャルワーク!

 ソーシャルワークを確立したリッチモンドの考えを思い出したいと思います。リッチモンドは、貧困の原因を個人と環境の両方に求めました。個人だけを支援してもダメ!環境だけ変えてもダメ!どっちも変えなくちゃ!そんな人でした。

 そうなってくると、フロイトのソーシャルワーク理論である診断主義には、環境の部分へのアプローチが足りないように思います。

 例えば、個人が環境になじめない不適応問題、家族関係の問題であれば、個人の内面への精神分析理論の利用で、もしかしたら解決できる部分があるかもしれません。しかし、様々な要因がごちゃまぜになった貧困問題などを解決するのは難しいでしょう。

 個人と環境、英語にするとパーソナリティとソーシャルその両方へのアプローチがをして初めてソーシャルワークは実現できるのです。ソーシャルワークのソーシャルの部分がフロイトの取組には、欠けていたかもしれませんね。

 ただ、貧困に苦しみながら、落ち込んでいる人に対して心のケアをなんにもしなくていい!といったらそうではないですもんね。そういった意味で、フロイトの精神分析は、ソーシャルワークの構成要素として不可欠なものなのだと思います。


いつもの文字数の件について 

 さて、今夜も気づけば、あっという間に3000字を越えてしまいました。そろそろお時間です。

 フロイトの旅は、今夜で終わりにしたいと思います。心理を学んでいる方には、えーこんだけ・・・・と落胆させてしまうかもしれませんが、まだまだ紹介したい方が大勢いらっしゃるので、テンポよく先へ進んでいきたいと思います!

今回の旅のおみやげ_______________
 1人目の登場人物、S.フロイトは、精神分析理論を中心にしたソーシャルワークを提唱したが、個人の心へのアプローチとしては良かったものの、社会環境へのアプローチが不十分だった。
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次回の旅のアナウンス 

 来週は、2人目の方の紹介に移りたいと思います。フロイトからバトンを受け取った方でハミルトン.Gというアメリカの研究者がいるので、その方の紹介をしていきたいともいます。

 ということで、今夜は以上になります。今回も読みにくい文章にも関わらず、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。

 引き続き次の旅でお会いできるのを楽しみにしています!次の週末まで皆さん、フリースタイルで、各自いろいろ進めていきましょう。

 それではみなさん、秋の夜長、少し早いですがおやすみなさい☆彡

 また、この旅って何一体?と思った方は、本記事の下部にリンク先の記事をお読みいただけるととっても嬉しいです。


前回の記事はこちらです^^


この物語全体のお話はこちらです^^



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