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なんかいい気分になれる 『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』
通称『チェリまほ』。
本作のタイトルは知っていました。しかしタイトルしか知らず、勝手に「アキバ系ヲタクで30歳童貞の初恋物語(相手は女性)」と思い込んでいました。なんか『電車男』みたいな。そして、何年も前の作品だと思っていたんです。なぜだろ?
でもたまたま昨日TsutayaTVに入っているのをみつけて見てみたら、全然違うじゃないですか。笑 しかも2020年の秋ドラマ。一気に全話+スピンオフまで見てしまいました。
評判に違わず、おもしろかったです。
あらすじとかは公式サイトでどうぞ。
タイトル通りのことが起こるファンタジーでありつつも、その設定がまるで当たり前のように溶け込んでいて、ラブストーリーとして「いいなあ」って思える。
外見も内面もイケメンの黒沢(町田啓太)も、一見取り柄がないように見えるけど真面目で優しい安達(赤楚衛二)も、安達の親友で恋愛小説家の柘植(浅香航大)も、柘植が恋する湊(ゆうたろう)も、安達の同僚藤崎さん(佐藤玲)もみんないい感じで、嫌な人が出てこない。それも「なんかいい」を作り出しているんだろうなと思う。
設定もストーリーも全く違うのだけれど、思い出した作品があります。
『今日は会社休みます。』(2014)
noteには書いていなかったのですが、これ、良かったんですよね。
ストーリーとかは公式サイトでどうぞ。
あ、リアルタイムでは見ていないのですが、確かTverに上がって(綾瀬はるかさんが『天国と地獄』に出演された時かな?)、何気なく見たらおもしろかった。
原作者も脚本家も演出も、全然共通点はないのに、何かが共通してる気がする。
主人公の青石花笑(綾瀬はるか)は、チェリまほの安達と同じく30歳のバージンだから、それが共通しているといえば言えますね。
たぶんそのせいなのかなんなのか、主人公二人の関係が醸し出す雰囲気というか、空気感というか、それがいいんです。
BL好きだと自覚はしたのですが、たぶんその前に、こういう空気感のドラマが好きなんですよね、私。
優しい世界でのウブなラブストーリっていい。
人を好きになるということの最初のところ、小さなことで気を揉んだり、相手のことを思ってする行動とか、時が経つと忘れてしまう一番大事な部分を思い出させてくれます。
こんな世界もあるよねって思えたら、なんか幸せな気分になれるんです。