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仕事とはなにか 『働かざる者たち』
現在Tverに第3話まで上がっている『働かざる者たち』(2020)を見てみました。
社内で仕事をしない“働かざる者たち”を通して、仕事とはなにか、働くとは何かを問う、意外と真面目なコメディですね。
老舗新聞社のシステム部に所属し、仕事はそこそこに副業のウェブ漫画に精を出す自分も働かざる者の仲間だと自覚している橋田一を演じる濱田岳さんがいい味を出しています。
働かない人たちがなぜ働かないのか、それぞれに理由があり、それらのエピソードを通して、仕事への矜持というテーマが浮かび上がってきます。
“働かざる者たち”を観察しながら、あるいは真剣に仕事に取り組む同期の新田啓太(古川雄輝)に触発されながら、自らを省みて、自分もちゃんと仕事しよう、と決意する橋田ですが、なかなかうまくいかず、新田に劣等感を抱いたりもします。
副業の漫画の方は、同じく“働かざる者”である、人事部の川江菜々(池田エライザ)にバレて、アドバイスされたり発破かけられたりしています。アドバイスに従ったら閲覧数もいいねの数もぐっと増えましたが、仕事をメインにした(本来の姿ですね)ためになかなかアップできなくなっています。今後どうなるのかな。
お仕事ドラマといえば、“一生懸命働いている人たち”にスポットを当てたものがほとんどである中で、本作は逆の視点から見た面白い作品だと思います。
全6話ということで後3話ありますが、橋田も最終話までにはいくらか成長することでしょう。