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【日本ドラマ】2025年冬ドラマ、なに見る?
2025年冬のドラマが出揃いつつあります。
いつもはかなりの本数の作品を1、2回目くらいまでは見ます。
今期はその時間がないので、少し絞りました。
同じ理由で短信を書けそうもないので、ここにはまず「たぶん続けて見ていくだろう」という作品個々について書きます。
それから、「チラ見のみで終わり」の作品について、なぜチラ見で終わりなのかを手短にささっと書いてみます。
さらに、まだ始まっていないけれど気になる作品もあげています。
1記事に全てぶち込んだのでちょっと長くなってしまいましたが、よければおつきあいください。
『御上先生』
しょっちゅう言っているのですが「学園もの」が苦手です。
青春のわちゃわちゃ、カーストにいじめ、恋愛と友情… テーマは限られていたって別に全然いいんですが、結果的に予定調和なものが多くて、あまりおもしろく思えないんです。演技があまり上手でない出演者が多かったりもするし。
なので普段はほとんど見ません。この『御上先生』も、きつかったら即中断、と思って、試しに見てみました。
ところが、これがおもしろかった。
おもしろいっていうか、想像していたのと違いました。
これからどうなっていくんだろう、っていう興味をそそられました。
たぶんなんですけど、御上先生を演じているのが松坂桃李さんだからかも。
松坂さんはこれ系の作品が合うなあ。
映画『新聞記者』(2019)
『今ここにある危機とぼくの好感度について』
キャラが違うにも関わらず、どれもいいんです。
『御上先生』も、これらと共通する“大きな闇”をなんちゃらする、みたいなテーマのようです。このテーマもけっこう予定調和になりやすい。
御上先生のような役回りのキャラクターや行動とかもステレオタイプに陥りがちです。やけに暑苦しいやつだったり、逆にクール過ぎて心がない、とか。しかし本作ではそのどちらでもなく、なんか雰囲気が違いました。
その違いって、どうも松坂さん独特の何かが作用しているような気がしてならない… これ、ほかの俳優が演じたらどうなんだろう。
そしてこのキャラ設定によって、なんかすごく本気で真面目にこの問題についてドラマという形で提示しようとしている、制作の意図を感じます。
いまのところ視聴継続予定。
『ホットスポット』
これね。
バカリズムさん脚本だもの、こんな感じになるだろうなあ、っていう感じではあるんです。
突然宇宙人とか、地元とか、ジモ友との会話とか。
それこそ、予定調和じゃないの?って言われたら、うーんそうなのかも…
だとしたら予定調和を外すっていう意味での予定調和?
いやでもこれ、ただのおじさんに見える宇宙人・高橋さんを演じる角田晃広さんが良すぎるんですよ。バカリズムさんの脚本にぴったりです。やっぱりつい笑ってしまう。
Huluにも入っているので、毎週TVerで見るかはちょっとわからないですが、配信でまとめてみるかもしれない、かなー。
『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』
初回、若干物議を醸したようですね。
しかし江戸時代に「ポップカルチャーの礎を築いた」男の生涯にはちょっと関心があります。
そこまでドラマとして引きつけられる感じは今のところないのですが…
たぶん流し見っぽくなっちゃうかもしれませんが、現時点では見て行こうかなと思っています。
ところで、蔦重役の横浜流星さんのかつらというかヘアスタイルがちょっとおかしい気がするのは私だけでしょうか…
『アンサンブル』
現実主義の弁護士・瀬奈(川口春奈さん演)と理想主義の新人弁護士・真戸原(松村北斗さん演)の“リーガルラブストーリー”
うーん、迷う。いつもだったら見ない恋愛もの。
ゴールは見えてしまうような設定だけど…
毎回、愛情問題がベースになった事件を取り扱うようですね。
8年前の失恋を乗り越えられていない瀬奈、振った相手宇井を演じているのが田中圭さんなので、その辺りが気になるといえば気になる。
この失恋の件は簡単に片付けやしないだろうと思うので、少し見てみようかな…
様子見します。
『東京サラダボウル』
このドラマ知らなくてすでに第3回まで放送済み。2回目までは見逃しました。
警察ものだけど、在日外国人や国際犯罪などに関わる「国際捜査」という部署(実在するのかどうか知らない)を舞台にしていて、これまでにないものという印象。
何より、そういう警察案件に関わる通訳の人がメインの登場人物の一人になっているドラマは初めてではないでしょうか。そしてその通訳人・有木野了を演じているのが松田龍平さん。シリアスとコメディを絶妙に行き来する、味のある演技をされるのでつい見たくなります。
頭(髪)が緑の警察官役の奈緒さんは、明るく元気でめげない人、みたいなキャラクター。いつもこういう人だなあって気がするのは私だけでしょうか。関係ないけど数年前、私も頭を緑にしてました。笑
途中からになってしまったけど、続きを見て行こうと思います。
『バニラな毎日』
永作博美さんってあんな声だったっけ?関西弁のせいですかね?
「孤独な人たちの心の渇きをお菓子が癒す」ちょっといい話系のドラマ。
ちょっといい話、ってまあちょっといい話なんで、すっごく見たいかっていうとそうでもない。
永作さん演じるグイグイくるちょっと図々しいかに見える、クセの強い料理研究家・佐渡谷真奈美が、実は細やかな暖かい心を持っている、みたいな感じもあんまり好きではない。お菓子は好きなので見ていておいしそうだしいいんだけど。
ただ、メインの話としては洋菓子店の経営に失敗したパティシエ・白井葵(蓮佛美沙子さん演)が、どう立ち上がっていくか、ってことになると思うので、それを描いてくれることを期待して、様子見します。
『クジャクのダンス、誰が見た?』
サスペンスドラマは、初回でどれくらい謎の方向を見せるかが大事だと思っています。見せすぎはダメだけど、あまりにも何も見せないと、継続して見たい気持ちよりフラストレーションが勝ってしまう。本作の初回はそれがちょうどいい感じがしました。次も見たいと思わせる感じ。
キャストもいいです。不審な死を遂げた父にリリー・フランキーさん、主人公・心麦(広瀬すずさん演)が頼る弁護士・松風に松山ケンイチさん、週刊誌記者・神井に磯村勇斗さん、容疑者遠藤に成田凌さん。
この先も期待できそうです。
チラ見のみの作品たち
以下の作品はチラ見しましたが、継続視聴はナシです。
『財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~』
復讐始めるまで待てそうにない
『御曹司に恋はムズすぎる』
世間知らずの御曹司の恋(たぶん“御曹司とかに無頓着”な先輩との)とかどうでもいいかなあ
『プライベートバンカー』
毎回わりと簡単に問題解決していくんだろうなあ
『私の知らない私』
初回で状況が謎のまますぎてヒントまで待てない
『フォレスト』
嘘をついてる二人だからってことじゃなく、ドラマ全体に漂う嘘っぽさに乗り切れない
『119エマージェンシーコール』
なんかイラッとしてしまう… 自分の正義だけで突っ走る元気な後輩と、トラウマ持ちの感じ悪い先輩(でも実はいい人、なんでしょう)各々にもだし、その構図にも
『問題物件』
そんな過剰な演出しなくても…
『法廷のドラゴン』
毎回裁判と将棋とをどう結びつけるのか若干気になるけど…
『アリスさんちの囲炉裏端』
これ系は『天狗の台所』があるのでもういい。あと、恋愛要素いらない
『まどか26歳、研修医やってます!』
そもそも病院もの苦手、頑張るドジっ子(たぶん)とツンデレ先輩(たぶん)、みたいなのも無理で、開始数分でリタイア
『秘密~THE TOP SECRET~』
なんか気が散ってしまって見きれなかった
『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』
特殊能力とトラウマ、それゆえのシゴでき。こういう人を“クールで感じ悪い人”に設定しがちなのなぜなんだろう?
『相続探偵』
探偵ものはとりあえず見る。探偵ものが好きというか、できれば探偵になりたい笑 しかし本作は探偵というか… うーん、次はもういいかな
まだ始まっていない作品たち
『リラの花咲くけものみち』
NHKの3回もの枠。
まったく内容をチェックしていないけれど、タイトルに惹かれてます。
『アポロの歌』
タイトルは知っているけど読んではいない、手塚治虫原作同名漫画のドラマ化。
timeleszの佐藤勝利さんと『ベイビーわるきゅーれ』の高石あかりさんが出演。予告見る限りすごく良さそう。楽しみです。
* * *
以上、2025年冬ドラマ22作(うち開始前2作)の感触でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさまも、よいご視聴を。