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10月開始ドラマ短信3 『消えた初恋』『顔だけ先生』『日本沈没ー希望のひとー』『真犯人フラグ』

10月開始ドラマ第3弾です。

『消えた初恋』

 「消しゴムに好きな人の名前を書く」というおまじないが原因で、複雑な恋模様が展開していくこの物語。男女の恋、男同士の恋、そこに友情も加わって、高校生たちが右往左往しながらも、“人を好きになる”という純粋な気持ちに気づいて成長していく姿は、まさに青春感たっぷり!(公式サイトより)

ノーマークだった本作、何気なくみたらおもしろかった。

テストの時に消しゴムがなくて困っている青木(道枝駿佑)に消しゴムを貸してくれた橋下さん(福本莉子)。その消しゴムに名前とハートマークが書いてあったことから、青木は橋下さんが硬派な井田(目黒蓮)に恋していることに気づく。その消しゴムを井田にみられ、井田から「青木は俺のことが好きなのか?」と勘違いされる。優しい青木は橋下さんの気持ちを井田に勝手に伝えることは良くないと思い、その消しゴムは橋本さんのものだと言えない。

この(未満の)三角関係は、少女マンガには良くある構図なんだけど、構成内容(特に気持ちのベクトル)が違います。
従来(というか大昔かな… 私がマンガにどっぷりだった頃)のパターンでは、青木のポジションは女の子で橋下さんの親友、そして橋下さんと同じように井田が好き、でも橋下さんに先に言われて自分も好きだと言えず、橋下さんの恋の成就に協力する、色々あったのち、最終的には井田と青木が結ばれる… というようなものでした。

本作では、青木は男の子で、好きなのは橋下さんだけど、井田に思いを寄せていると誤解されている。その上、井田が真面目でいいヤツで、青木の気持ち(勘違いだけど)を真面目に受け止めて真面目に考えようとする。これが現代的でいいですよね。

もしかしたらBL界ではよくあるパターンなのかもしれないですが、私はBLにはまだあまり馴染みがなく、おもしろいなって思いました。こういうところからハマっていくのかな、ひょっとして。

継続視聴決定です。

『顔だけ先生』

型破り教師系。
“顔だけ先生っぽい”んじゃなくて、“顔の良さだけで採用された先生”なんですね。
好きなことをやるということを何よりも優先させるイマドキの青年… でもイマドキでもこういう人は、実は少ないですよね。

「名言吐く人キライなんで」というくらいなので、自分では名言は吐かない。それでもなぜか生徒に、人生を変えるような学びをもたらす、っていうような展開になって行きそうですね。

日本の今の学校はかなり行き詰まっています。教育者ひとりひとりについてどうだというよりも、組織としておかしくなっている。変な校則とかがいい例ですよね。

学校について批判的な作品は山ほどあるのに、学校は全然変わっていかない。このテーマの映画やドラマはただのコンテンツとして消費されるだけになっているのかな、と思ったりします。

あ、でも本作はそういうストレートな学校批判みたいなのではないっぽいですね。
次回も見てみます。

『日本沈没ー希望のひとー』

シリアスなパニックもの。

小松左京の原作も読んでいないし、これまで映像化されてきたものも見ていないので、話の展開や結末も知りません。なのでこれが初見。

なんで読みも見もしてこなかったかといえば、うーん、やっぱりこの題材に興味がないんだろうなあ… 案の定、本作にもなかなか入っていけず。これはもうドラマの出来がどうとかの話でなく、完全に好みの問題です。次回は見ないかも…

『真犯人フラグ』

四人家族のうち三人が突然姿を消し、残りの一人に容疑がかかる、というミステリー。

西島劇場って感じで、西島秀俊さんの普段あまり見せない若干派手めの演技が見られました。

これ、納得いく形で決着つけられるのかなあとちょっと心配になりました。少なくともファンタジックな方向へは行かないだろうけど、納得感ある事件、納得感ある解決(予想通りというような意味ではなく)を得られるのかな…

西島秀俊さんを堪能するドラマとして次回も見るかもしれません。

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