明け方の塩おにぎり

とある休日。
気持ちのいいお昼寝をしたことにより、
夜眠れなくなった。

生活リズムは崩れてしまうけれど、
三連休だし、最高のお昼寝タイムだったから
いいんだ。

そう言い聞かせながら、
映画を観た。

映画を観終わったら
おなかがすいた。

夜と朝がつながった午前4時ごろ。

何か食べよう。

常識的に考えたら食べずに寝たほうが
いいかもしれないけれど、
どうしても食べたい。

心に従おう。

映画の中で、おいしそうに
おにぎりを食べているシーンがあった。

おにぎりを作ろう。

具になるような食材はなかったから、
シンプルな塩おにぎり。

あつっ！　となりながら、
ラップでにぎる。

インスタントのお味噌汁も作る。
こちらも具が少なめのシンプルなお味噌汁。

夜食とも朝食ともいえるし、
そのどちらともいえない。

最高においしい、おにぎりとお味噌汁。

ひとりで盛り上がる。

このあとゆっくり眠れる安心感と、
ちょうどよく満たされたおなか。

たまには、こんな日もいい。

自由でマイペース。
心のままに生きている瞬間。

自由って、心に従うって、
とっても幸せなことなんだ。