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コロナになった体験を話そうと思う(長いです~)
誕生日や楽しい予定…コロナになって2月前半のもろもろが吹っ飛びました。毎日流れるコロナ関連のニュース。頭ではわかっているつもりになっていましたが、陽性者になってはじめて”自分事”となり、それは想像以上の大変さでした。
書こう書こうと思いつつ、なかなか筆が(指が)進まなくて…。
でも、実体験を書くことで誰かの小さな手助けになったら。一か月前と今では様々な定義が変化していますので、ご理解の上読んで頂けたらと思います。苦手な方はページを閉じてくださいね。。
Q1|どんな経緯でコロナになったの?
A1|はじめに息子の学年が学級閉鎖になって、数日後息子が発熱→陽性に、その次の日に私が発熱しました。
Q2|病院ですぐに診てもらえた?
A2|大阪市のHPで発表されている病院を、同区から片っ端に電話しますがどこもまったくつながらない…。1時間後につながったときはもう発熱外来はいっぱいで、「また明日9時にかけなおしてください」というやりとりで振り出しに戻ります。あと意外な壁だったのは、”かかりつけ患者以外は受付できない”という文言。そうなると診てもらえる病院がほとんどありません。。
そのあと隣の区まで広げて、電話をかけては話し中、また電話を掛ける…これで初日の半日が終わります。わが家は夫が単身赴任中だったので、発熱の息子と元気な娘、次第に自分も全身倦怠感が襲われるのを感じながら、病院へコールし続けたり学校とのやりとり。病院も保健所もつながらない・・・なす術がないんです。初日で正直かなり心が折れました。
午後からも電話をかけ続け、車で40分の小児科がやっと受け入れてくれました。
Q3|症状は?
A3|息子と私は37度台~最高39度。症状はおもに咳と鼻水、関節痛。2~3日で平熱にもどり、10日で完全に症状がなくなり元気に回復しました。
Q4|家族はみんなどうやって過ごしていたの?
A4|わが家は2LDKのマンション住まい。奥の個室を息子1人で使ってもらい、日中はリビングでわたしと娘が過ごして、就寝時は娘→リビング、私→子供部屋で別々で寝ていました。娘は(小2)、コロナへの不安・一人になる心細さが強かったので、日中はマスクと距離を保ってリビングで一緒に過ごす選択をしたのです。
Q5|家族みんな感染したの?
A5|結局娘は最後まで陰性でした~(7日のうち、PCR検査を2回、抗原検査を1回受けました)。
Q6|家の中の共有場所はどうしていたの?
A6|わが家の場合、トイレとお風呂、洗面所。ドアノブや照明のスイッチにマステを貼って目印をつけ、「陽性者→マステ部分を触る」とし、接触部分のリスクを減らしました。
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また消毒する手間もだいぶん省けます。ちなみにトイレの便座や蓋も触る箇所をマステで目印をしていました(これは夫考案☆)
Q7|(コロナになる前に)家に常備しておいたほうがいいものは?
A7|レトルト食材、缶詰、お餅、冷凍食品、カップラーメンなどの約1週間分の軽食や飲み物は必須。PCR検査キット(正確性が高い)・抗原検査キット(やや簡易的)も家族分はストックしておいたほうがいいと思います(申し込んでから到着まで2日ほどかかる)。家族で隔離生活をするときの目安になり、療養期間が終わるころの登校前のチェックなどで使用しました。
Q8|食べ物がなくなったらどうしていたの?
A8|ネットスーパーを利用(行きなれたお店がベスト)。外に出られないので、食べなれた味を口にするだけでほっとしました~。あと友人たちの優しさで、果物やお菓子、私の好きなマンガなどを宅急便で送ってくれたり、ドアノブにポカリや食べ物を吊り下げてくれていたことがあって、しみじみ嬉しくて感謝(泣)!
Q9|精神的にはどうだった?
A9|息子が発症してから3日目まではひどく疲れました。陽性者の息子と、元気な娘を離して、自分もどんどん体調が悪くなるなか、食事を別々に届けたりお世話して。あと一番ダメージが大きかったのが、心ない各所の対応に消耗しました…。
Q10|心が疲れた時はどうやってカバーしていたの?
A10|妹や夫に連絡して聞いてもらっていました。
じつは陽性者になったこと、私はほとんどまわりの人には言えませんでした。子供が同学年のママや近しい人にはとくに…。
夫は仕事中でも、私のラインになるだけ反応してくれていたようです。「そばに居れなくて申し訳ない」と思ってくれているのが、切々と伝わってきました。
妹は毎日看護師さん並みに、電話やラインを頻繁にくれました。「今日は2人とも熱何度だった?」「sarちゃんはしんどくない?」「PCR検査の結果きた?」etc…。夫がそばにいない分、妹が全部引き受けてくれたようでした。たわいない会話が自分をとりもどします。本当にありがたかった泣。
療養期間6日目だったでしょうか。「sarちゃんの声に張りがでてきたね!」と言われて、「もう少しだ~」とハッとしました。
さいごに|療養期間も後半になると、体のしんどさは取れてきます。でも元気になってきても、「何かをしよう」という気力が湧いてこないんです。たった数日と思われるかもしれませんが、まわりと断絶して家の中にこもっていると、知らず知らずのうちに気持ちが塞ぎこんでしまうんでしょうね。
だからもし辛くなったら、信頼できる人や、直接関りがない遠くに住む友人、ここnoteなどを利用して、どうか「誰かと話す」ことをしてみて下さい。どんな話でもいいんです。ちょっぴり笑えたりほっとできる時間が誰にも必要です。このコメント欄でも構いませんよ~☆
本当に最後になってしまいましたが、医療従事者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
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ここまで読んでくださって、ありがとうございます^^
【追記】あとから思いだしたこと|箇条書きで追加していきますね~!
●自宅周辺で診てもらえる病院(発熱外来がある、PCR検査を実施してくれる医療機関、オンライン診療、自宅訪問)を、複数&様々なシーンを想定してピックアップしておくことをおすすめします。慌てないためにもシミュレーションしておくといいですね。
●紙皿、紙コップ、割りばしなどをストック…陽性者に使ってもらうと後片付けや消毒などの手間が格段にラクになります。自分も発熱して、家事を最小限におさえたいときにも便利。
●たとえ家族でも、陽性者と陰性者の温度差はあるのが”普通”と心得ておく…私はあとから陽性になったのでどちらの立場の気持ちもわかります。”温度差はあるもの”なんだと心得ておいた方がギスギスしなくてすみます。
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