二〇二四年新春短歌 四首
新年、あけましておめでとうございます。
被災、事故、事件。この国で、私たちの近くでも様々なことが起きています。どうか、皆様が穏やかに眠れる日が一日も早く訪れますように。
年明けからの連日の現象を目の当たりにして、
自分にできることなど、たかが知れているし、物品や金銭での支援など限界はあるので。短歌を詠みます。いまの私にできることはこれくらいです。
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【二〇二四新春 短歌 四首】
一、
ねぇ、いつかじゃなくて今夜話そうよ
明日のことなど分からないから
ニ、
奇跡でも呪いでもいい出てこいよ
アンタともっと話がしたい
三、
誰よりも誰かのために生きていた
あなたのために誰もが祈る
四、
祈りにも願いにも似た歌にだけ
言語を超える翼が宿る
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正月三日の間に信じられないことが、テレビの向こうでも、身近な人たちにも、私自身にも起きました。
当たり前に思っているこの日常は、決して当たり前ではない。それをいま一度、心に刻んでいます。
新たな一年。目の前の日常を、営みを、大切に。この文を読んで下さったあなたも、あなた自身とあなたの大切な人をどうか大切に。
みなさまの穏やかな日々を祈念しています。