男ではある私がおっぱいについて語ると、周囲からの視線が気にはなるが、妻を見ているとおっぱいにはこれほど悩まされるのかと思わされる。
子育て中、いや子を育てる前から、女性にとっておっぱいの悩みは尽きないのだろう。
おっぱいとは女性をこんなにも悩ませる存在なのか、と感じることがある。いやぁ、おっぱい、大変だよなぁ。。。
痛いほど張る
「『大変だよなぁ?』そんな呑気なこと言っていると、ぶちのめしますよ」という妻の怒声が今にも聞こえてきそうだ。
妻が言うには、妊娠するとしばらくして、張りが出てくるそうで、その張りはときには痛いほどにもなるという。胎児がいるお腹だけでなく、おっぱいも張るという状況になるそうだ。
数時間おきに排出
そして側で見ていて大変だな、と痛烈に感じるのが、出産してからだ。まず、母乳はとめどなく自分の意思に反して作られ、その母乳を数時間ごとに搾乳するなり授乳するなりして体外に出さなければならない。
でないと勝手に染み出てくるそうだ。
初めて知った母乳パッドの存在
モモタが生まれてからしばらく経ったころ。
「母乳パッドを買ってきて」とおつかいを頼まれた。そこで、初めて母乳パッドの存在を知った。おっぱいに貼る大きな絆創膏のようなものだった。
ただ「母乳パッド」があれば万全か、というとそうでもないようで、これがあっても、ずれたり装着時間が長かったりすると吸収しきれずに漏れ出てくることがあるという。
パッドをしていても制御できない母乳は、もはや人知を超えている。さらに母乳を出さずに放置していると乳腺炎という病気になる可能性すらあるというのだ。
時間も場所も選ばない
夜中でも昼間でも、自宅にいても、外出中でも、ご飯を食べているときでも車に乗っているときでも。張りが限界に近づくと、母乳を外に出さなければならない。
モモタの空腹は待ってくれない。お腹がすけば泣くのだ。
乳児と母乳。この二つのアンコントローラブルな存在を相手にしている妻の姿には、敬服するほかない。
母乳ぐらいお前が出せ
妻はよく「私が産んだんだから、母乳ぐらいお前(私)が出せ」と言っている。半分冗談だが、半分本気だ。
ただ、恨み節は私にではなく、ヒトを創造した神に言ってくれ。と心の中でつぶやきながら、今日もモモタにミルクや搾乳した母乳をあげている。
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